英国王室ウィリアム王子とキャサリン妃の第1子の男児誕生を祝い・・・
日本はイギリスと同じ島国である。
そして、日本には王室ならぬ皇室がある。
これは世界に誇るべきものである。
系譜は二千年以上の歴史を持つ。
遥か太古は神話に彩られて、その真相は定かではない。
天照大神は、皇室の祖神であり、言わずと知れた、初代天皇は神武天皇である。
将棋のプロ棋士、加藤一二三 九段は、若かりし頃、その天才ぶりを「神武以来の」と形容された。その神武天皇である。
創成期の頃には、大君と呼ばれ、渡来人や豪族との姻戚血胤があったのかもしれないが、その系譜は脈々と受け継がれ、万世一系と言われる。
万世一系、なんとも、いい言葉ではないか。
このような国は、世界中どこにもないのである。
大東亜戦争に敗れ、GHQにより、天皇は象徴となったが、紛れもなく皇室である。
その長い歴史の重みに畏怖さえ感じる。
今の若い世代は、皇室をなんとも感じていないのかもしれない。
ただ存在を知っているだけで、関心も興味もないのかもしれない。
一昔前、経済大国日本として、日本は世界をリードした。
今では経済は悪化の一途を辿り、不況に疲弊している。というか、周りに感化されてそう思わされている。日々の生活で実感もあるのだろうが、煽られていることの方が大きいように思う。
確かに、日本国内の問題は山積しているのは事実だ。
ただ、冷静によく考えてみたい。
日本ほど、治安が良く、自然に恵まれ、物質に満たされた国はないように思う。
そして、日本民族は優秀である。
少し前あたりから、奇しくも、現代の行き詰まりに戸惑い、停滞した結果、歴史を振り返るコンテンツが増えてきたように思う。
それはいい傾向だと思う。
歴史を振り返るのは、現状から逃避するものではない。先人の偉業を確認し、解決策を模索し、前に進もうという意識だと信じたい。
日本の先人には偉大な人物が多々いる。
往々にして、戦国時代や幕末にスポットがあたっているようだが、どの時代でも日本男児には、潔さと気概があった。それは、真っ直ぐな心と勤勉さも重ね持ったものだ。
戦後七十年、社会は変われど、その精神の片鱗は、日本人の血脈として受け継がれているはずである。
再生、日本。民族の誇りを取り戻すことを願って。