始祖鳥は、ジュラ紀に生息した発見されている中で最古の鳥類である。全身に羽根が生えており、体長は長い尾も含めて大きな標本で50cm程度であり、胴体部はその半分程度である。これらの特徴は現生の鳥類に似ているが、鋭い歯を備えた顎を持つ点、鉤爪のある3本の指を持つ点、そして長い尾部に骨を持つ点などが明らかに異なる。
恐竜と鳥類の両方の性質を持つことから、鳥類は恐竜から進化したと考えられている。最近は、羽毛を持つ恐竜が多数見つかったことから、鳥と恐竜の境界があいまいになり、始祖鳥を恐竜と位置づける考え方も出てきた。
今回、始祖鳥よりも原始的な鳥が発見された。中国遼寧省の1億6500万~1億5300万年前(ジュラ紀中期~後期)の地層から見つかった。研究チームは、「あけぼのの鳥」を意味する「アウロルニス」と名付けた。
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参考HP National Geographic news:最初の鳥に新たな候補 アイラブサイエンス:始祖鳥の羽は黒かった