1年かけてサラダ大好き計画!その2「肉と穀物中心のサラダでモリモリ食べる」

  by 古川 智規  Tags :  

野菜やサラダが嫌いもしくは食べないという方は多い。野菜というと注文しないというのはよくわかる。記者もそうだからだ。
そこでサラダボウル専門店のWithGreenで完全オーダーメイド注文をして、野菜嫌いでも食べられるサラダを食べながら隔月で1年をかけてサラダ大好きになる計画だ。1回につき2種類のレシピを紹介して、店舗でそのまま注文できるようにした。

※参考記事
1年かけてサラダ大好き計画!その1「まずは丼物からスタートしよう」
https://rensai.jp/484423 [リンク]

第1回は丼ものを食べる感覚でサラダ食べるメニューにした。第2回は肉と穀類はそのままに、実は野菜を少し増やしている。第1回をクリアした方には無理なく食べることができるメニューだ。今回も2種類のメニューを紹介するので、レシピ通り注文すれば同じものが出てくる。

同店ではイートインの場合、スープがおいしいので注文することを忘れずに。今回はミネストローネにした。具たくさんで、豆類が入っているので栄養も満点だ。

自分が注文したサラダが出来上がるのをじっと見ていてもいいが、その日の朝にカットした厳選された新鮮な野菜をその場で「受注生産」している。見るとわかるが、意外にも材料には肉類が多いことに気が付く。なにもサラダは野菜だけでなくてはならないといったことはないのだ。肉が好きであれば肉を多めにすればよい。好きなものから注文して慣れていくのがこの企画の目的なので、躊躇することなく肉をどんどんトッピングしていただきたい。

まずイートインの1品目は、レッドチリチキン・ゆで卵・新じゃが(4月末まで)・りんご・コーンでそろえてみた。おすすめのドレッシングはメキシカンだ。

底に敷いている葉物だけが野菜といった感じで、組み上げた主要な「パーツ」は肉とフルーツと卵と、残りは芋とコーンだ。新じゃがは期間が過ぎればサツマイモの変えても良い。この新じゃがとコーンは野菜のように見えるが、実は穀物でもある。穀物はコメや小麦といった主食になりうる植物なので、第1回で山ほど入れた玄米がない代わりにより野菜に近い穀物を仕込んだというわけだ。どちらも好き嫌いが少なく万人に食べやすい。

ドレッシングをかけて混ぜれば出来上がり。スタッフに最初から混ぜてもらうこともできるが、撮影したい方はきれいなままで受け取ろう。シャキシャキのレタスのような葉物野菜以外は、概ね好き嫌いはないだろうから、難なく平らげた。ちなみにこの日記者は何も食べてなので、このイートインのサラダが本日1食目のブランチということになる。
肉はきっちり入っているので食べ応えは十分。そして添え物のように思えた新じゃがだが、これがきっちりと味を出していてくれてまるで超高級ポテトチップスが入っているような風味がして「添え物などない!」と主張しているのが全体の味を豊かなものにしていた。

2品目のテイクアウトは、砂肝・玄米・もやしナムル・大根・さつまいも・蒸し鶏で構成され、おすすめのドレッシングはごま塩だ。砂肝と蒸し鶏という肉を中心に、夕食に食べるので玄米を入れてさらに穀物としてサツマイモで甘みを考慮。野菜としてもやしナムルと大根を添えた。

はっきり言って、見た目は悪い。いろどりがなってないのだ。これは砂肝と蒸し鶏が全体的に多いので仕方がない。ここは花より団子で勝負したい。野菜嫌いな人に1年かけてサラダを食べさせようというのだから、見た目にこだわっていては挫折してしまう。目の前にステーキ級の肉が切りそろえられているのだから文句はあるまい。

さて、持ち帰って10時間以上が経過した。エアコンのきいた部屋に放置していただけだが、水っぽさはみじんもないのが同店のサラダの特徴でもある。時間が経過しても野菜の水が出ないのは新鮮かつカットの仕方が良いからという証明でもある。むしろ葉物野菜がしんなりして、やわらかい方が好きだという方にはあえて「寝かせてサラダを熟成」させても良いのだ。

開封してドレッシングをかけて再度ふたを閉めて振ってドレッシングがからまったら出来上がりだ。

大きな肉と玄米、サツマイモで腹が膨れると同時に、重要な味を占めているのが大根だ。これも添え物とは言わせないとばかりに、甘い味をいくらでも出してくる。これは間違いではない。サツマイモの甘さとは明らかに違う果汁といっても過言ではない甘さだ。大根がこんなに甘いとは知らなかったと驚愕するのだ。そんなそれぞれのトッピングの主張に耳を、いや舌を傾けながらモリモリ食べることができた。

全6回のプロジェクトなので、残りは4回である。この企画では同社のスタッフといっしょに2か月をかけて考え抜いたトッピングで構成されている。しかしもし、仮に、万が一、嫌いなものがあった場合は遠慮せずに選手交代願うと良いだろう。あくまでも好きなものを食べて1年をかけて野菜たっぷりのサラダに近づいてほしいというのがコンセプトだからだ。次回は6月にもう少しだけ、わずかに野菜に近づく2メニューを紹介する予定だ。

※写真はすべて記者撮影

乗り物大好き。好奇心旺盛。いいことも悪いこともあるさ。どうせなら知らないことを知って、違う価値観を覗いて、上も下も右も左もそれぞれの立ち位置で一緒に見聞を広げましょう。

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