ディズニープラスにて『プレデタープレイ』が独占配信されている。映画館で上映されてもおかしくない作品が、配信という公開方法で配信されている。その作品の評価を正直何言えば「鳥肌が立った」。プレデターシリーズを300回以上観てきた筆者にとって、『プレデタープレイ』は映画館で見たかった。
作品を見て判断してほしい
今回は、独断と偏見で、おもしろい映画『プレデター』シリーズランキングを発表したいと思う。ネタバレをできるだけ含ませたくなかったので、簡単な説明しかしていないが、このランキングが正しいかどうか、作品を見て判断してほしい。え? もう前作見ているし、ランキングが間違ってる? ごめんなさい!!
1位 プレデター
プレデターが何たるか、プレデターの目的と習性を確立させた、非の打ち所のないレジェンド作品。ハリウッド映画にありがちな「下品すぎる兵隊描写」は健在だが、それを加味しても「1作完結作品」として完成度が高い。注目すべきは「最後にプレデターの存在を把握して納得している自分」である。
2位 プレデタープレイ
そもそもSFサバイバルホラー作品として秀逸であり、タイトルからプレデターというワードを無くしてもよいほど、物語として完成度が高い。プレデターの存在に対する説明は不足感があるが、だからこそ「主人公らと同じ目線での恐怖」を観客が体験できる。その習性を自然な流れで観客に伝える展開は1作目以上のデキ。そのデキの良さはカメラアングルや演出の細部にも至る。
3位 プレデターVSエイリアン
「ファンサービス作品だ」「ナンバリング作品じゃあない」という声がある。遊び心も満載で、確かに「ネタ」として観られがちな作品と言われても仕方がない部分がある。だがしかし、他のプレデター作品に負けるとも劣らない秀逸作品。闘い以外で人間とコミュニケーションを取ろうとするプレデターのようすは見もの。
4位 プレデターズ
脚本家が考えるのをやめたのか、突如として空中にブン投げられるところからスタートする作品。「前作とか関係ねぇ!」「お前らも別物として観ろ!!」といったところか。ヤクザVSプレデターは劇場で笑いが発生したほどのレジェンドシーンだが、良い意味でのレジェンドではないのであしからず。
5位 プレデター2
続編で主演のアーノルド・シュワルツェ・ネッガーを出演させなかったのも蛇足感がなくて良き。ハデさで考えれば、現代の映画と比べると大きく見劣りするが、2度、3度、5度、10度と見れば見るほどスルメのように面白さが増す作品。
6位 ザ・プレデター
「とりあえず作った感」が拭えない、ファンもニワカも微妙に思えてしまう作品だが、決して駄作ではない。可能なら5回くらい見てほしい。プレデター作品にありがちなジワり感がある。地球が舞台になりがちなプレデター作品のなかでも、特に宇宙船の描写を楽しめる展開になっていて、よく見ると他作品のアイテムが出ていたり、プレデターのインターフェースを知ることができて興味深い。
7位 プレデターVSエイリアン2
壮大な前作『プレデターVSエイリアン』から突如としてスケールも演出もワクワクも縮小してしまった。この作品に価値がないわけではなく「プレデターの掃除人」と「エイリアンのユタニ社にプレデターの銃が渡った」の存在が明らかになったことは、ファンとしては嬉しいところ。
まだまだプレデターを観足りていない
反感もあるかと思うが、あえて言わせてもらえれば、「プレデターVSエイリアンシリーズを叩いている人」はまだまだプレデターを観足りていないと思う。7作品、それぞれ50回くらい観てほしい。プレデターは、たとえ駄作だと思っても、観れば観るほど、好きになる味。
良作は
プレデター
プレデタープレイ
プレデターVSエイリアン
プレデターズ
プレデター2
ザプレデター
プレデターVSエイリアン2の順
— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) August 27, 2022
※冒頭画像はフリー素材『写真AC』より