中国から飛来する環境汚染物質PM2.5などが話題になったが、たまには良いものも飛んでくるらしい。
東北大学は2012年12月5日、液晶パネルやLEDなどの生産で用いられるアンチモン(Sb)やインジウム(In)といったレアメタルが中国大陸から大気降下物として飛来していること、またその蓄積速度がこの30年間で急激に増加していることを発表。これらのレアメタルは、秋田県と岩手県をまたいで広がる八幡平山岳湖沼の湖底堆積物を調べて明らかになった。
レアアース、レアメタルというと、ハイブリッド車や電気自動車の駆動モーター、エアコンなどの省エネ家電製品にこれらを原料とする磁石が使用されている。これまで日本は希土類の輸入を90%以上中国に頼ってきたが、中国の輸出規制により逼迫した状態が続いている。
先日、日本最東端の南鳥島の排他的経済水域(EEZ)内で発見されたレアアース(希土類)を含む海底の泥が、鉱床としては世界最高濃度であることを東大と海洋研究開発機構のチームが突き止めている。埋蔵量は国内消費の数百年分以上で、海底下数メートルの浅い場所にあり採掘も容易だという。(2013年3月21日 海洋開発機構)
さらに4月2日、 山口大学などの研究グループは、国内の三重県伊勢市矢持町の山中にてレアアースの一種であるランタン(La)を含む褐簾石の新種「ランタンバナジウム褐簾石/Vanadoallanite-(La)」を発見したことを発表した。
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参考HP マイナビニュース:中国から飛来するレアメタル、急激に増加 山口大など、レアアースを含む鉱物発見