クリスマスや忘年会で食べすぎの見過ぎはちょっと罪悪感?美味しいサラダでリセットしよう!

  by 古川 智規  Tags :  

そろそろ年末の足音が聞こえてきた。短すぎる秋が過ぎるともう年末なのが現実だ。
クリスマスパーティーに忘年会と飲んで食べる期間が続くが、そんな冬にぴったりな冬向けサラダを食べてみたのでレビューする。暴飲暴食で罪悪感がある方にも消化器系をお休みさせる最適なサラダだ。

国産野菜100%のサラダボウル専門店を運営するWithGreenは2023年12月31日(日)までの期間中、冬限定サラダをWithGreen全22店舗で販売している。今回のサラダは『自家製ベリーソースポークと紅くるり大根のサラダ』と『北海道産チーズとハーブチキンの冬野菜サラダ』の2種類だ。クリスマスの彩りにも、忘年会などで食べ過ぎた胃の癒しにもぴったりの限定メニューで、忙しい現代人がサラダから季節の変化を感じることができる。そんな内容の1食分に値するサラダだ。

同社では季節のサラダを限定品として提供しているが、それには必ず国産の旬の食材が使用される。原則として奇数月に限定メニューが登場するが、それには理由がある。旬の食材というのは3か月は提供が難しいのだ。よって3か月ごと年4回としたいところ、2か月ごと年6回にしている。それだけ食材の選定と確保に手間がかかるわけだが、旬にこだわるのであればやむを得ない選択だ。そこに2か月ごとに旬の野菜で季節を感じ取ってほしいという同社の思い入れがあるわけだ。

今回は指定された限定メニュー通りのサラダを作ってもらったが、実際には好きなトッピングを組み合わせて構わないし、ドレッシングも多くの種類があるので希望のものを伝えてもよい。よくわからない場合は好みのイメージを伝えれば的確な提案が得られるので安心して注文していただきたい。

自家製ベリーソースポークと紅くるり大根のサラダ

まずはイートインで食べる「自家製ベリーソースポークと紅くるり大根のサラダ」を作ってもらった。すべてが「受注生産」で、届いたばかりの野菜を店頭でカットして準備している。

すぐに食べたい場合は最初から混ぜてもらうこともできるが、映えるサラダなのでまずは「撮影」したい場合はきれいに盛り付けてもらってから自分で混ぜてもよい。

そしてこちらが混ぜてもらった後のサラダだ。手前のローストポークはハッキリ言うと「焼けばトンテキ」級の大きさなので、サラダなのに肉モリモリなのが気持ちいい。そしてベリーソースはジャムのような甘いものではなく、あくまでもベリーを主体としたソースだ。りんごとかぼちゃ由来の甘みもサラダにしみわたっていることを忘れてはならない。砂糖も果物も満足にない時代に、かぼちゃから甘みを得ていた日本人は例えば山梨の郷土料理である「ほうとう」のような伝統的な味を編み出した。
さて、「紅くるり大根」はもちろん生だが、まったく辛いことはなくむしろ甘いのが旬なのだそうだ。旬の前は大根おろしのような辛さが際立ち水洗いをしなければサラダとしての利用が難しかったのだそうだ。おススメのドレッシングはバジルチーズ。

そして、イートインでサラダを食べる際に忘れてはいけないのが店舗オリジナルのスープだ。日替わりなので常に好みのスープがあるとは限らない。しかし何度も通っているが、どのスープも美味しいのでマストな注文になっている。この日はミネストローネだったが、見るからにゴロゴロの野菜が入っているのがわかる。美味しいと同時に腹持ちもよいスープなのでやはりマストだ。

北海道産チーズとハーブチキンの冬野菜サラダ

テイクアウトとしたのが「北海道産チーズとハーブチキンの冬野菜サラダ」だ。こちらはテイクアウト用の容器に盛り付けてもらい、おススメドレッシングであるシーザードレッシングを別添えにして持ち帰った。
こちらにも大きな肉が入っているが、ハーブチキンである。

家に持ち帰って、サービス品のパンを置いて、ふたを取りドレッシングをかけて再度ふたを閉め、容器ごと振り回して混ぜる。

この時点でテイクアウトから6時間程度経過しているが、混ぜた後のサラダは水はほとんど出ておらずみずみずしいどころか、しんなりしているのにシャキシャキというむしろ食べやすい状態になっている。好みの問題だろうが葉物野菜のバリバリ感が苦手な方は、テイクアウトで少し「寝かせる」と食べやすくなる。ちなみにスマイルボールという玉ねぎが生のまま入っているが、こちらは丸かじりできるほど辛みを抑えた品種なので涙はおろか玉ねぎが入っていることは言われなければ歯触りでしか分からない程度までクセを抑えてある。

こちらのサラダはりんごとサツマイモが甘みの要所を押さえている。そしてハーブチキンはもちろん特大級の量なので、やはりチキンステーキにできるほどだ。
寒いと冷たいサラダの需要は落ちるのだが、気温に関わりなく季節の野菜というものはあるので、実際に季節を感じることが難しい昨今の気象と、大都会の中で食べ物から季節を感じてみるのはいかがだろうか。

※写真はすべて記者撮影

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