英語の学習時間が1年で1000時間も夢じゃない 元営業マン推奨の“ながら学習”

  by 香椎みるめ  Tags :  

2011年3月、組織行動研究所が「過去5年間で英語力が上達した社会人」を対象に実施したアンケート調査。その結果によれば、英語力が上達した人の多くが「学習時間の必要性を認識し、かつ実際に学習時間を費やしている」ことが明らかになった。大学でも英語を学んだ人は多いと思うが、仕事上で会話を難なくこなせるようになるまでの時間は「1000時間」が最低限の目安のようだ。

私は仕事で英語を使わないサラリーマンが1日3時間の学習時間を確保するためには、この「耳からの学習(“ながら学習”)」を行う以外に方法がないと考えています。

Togetter(http://togetter.com/li/414096)のまとめで、『20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ』著者のはるじぇーさんは、社会人の英語力を伸ばす戦略の一つに「通勤、移動、隙間時間を学習時間にする」を挙げる。音楽を聴ける環境(自転車運転時は除く)は“ながら学習”の時間とし、相当の集中力をもってこなす大切さを説いている。電車の中では(TOEIC本番を意識し)参考書の英文を読むべきとのこと。

通勤時間が長めの人は1日3時間の確保も可能な“ながら学習”。もし365日続ければ「1000時間」を突破する。会話がペラペラになるとは限らないが、それでもTOEICを攻略する力は間違いなく付くだろう。社会人だけでなく料理や洗濯をこなしている主婦にも学習機会はある。現在はアプリなどで学習教材は簡単に手に入る。ただ集中し過ぎで家族の声が聞こえないこともあるので、周囲に説明しておくとよいそうだ。

はるじぇーさんプレゼンツの1日3時間の学習計画は以下のようなもの。早朝オンライン英会話(30分)、早朝オンライン英会話の前後に予習・復習(30分)、通勤時間・移動時間・隙間時間の学習(2時間)。繰り返しになるが、この計画を続けると1年で1000時間を突破する計算だ。本気で英語を学びたい人にはオススメ。とくに海外営業などの仕事を希望している社会人は是非(ちなみにはるじぇーさんは営業の経験ありとのこと)。

画像: はるじぇーさんがまとめたトゥギャッターのキャプチャー
http://togetter.com/li/414096

香椎みるめ: フリーのライター、英日翻訳者、校閲者の三刀流。平成生まれ。性別は秘密。ウェブマガジン「GIGAMEN」で10年、計1890本以上の記事を執筆。サッカーの観戦記から始まった物書き屋は、「Yahoo!ニュース」や「ガジェット通信」に掲載された経験も活かしつつ、今は日本市場へ参入する海外企業の皆さんとタッグを組みながら、ありとあらゆる「文字を書くお仕事」をこなす日々。

Twitter: GigaMirumeK