スターバックス・コーポレーションと、サントリー食品インターナショナルは、スターバックスのチルドカップシリーズより「スターバックス まろやかイチゴティーラテ」を期間限定で発売する。
イチゴのティーラテということで、味のイメージが付きにくいかもしれないが、ミルクティーのミルクをイチゴミルクにしたような感じでとらえてもらうと分かりやすい。
一瞬、これはコーヒーか?と思わせるほどの濃さにおどろくかもしれないが、紛れもなく紅茶である。その濃厚さが特色ともいえるが、サラッと飲んでしまうのではなく1年の振り返りとともにゆったりと時間をかけて味わいたい、そんな気分にさせるティーラテだ。
そして新年を迎えるのにふさわしいデザインが凝っている。2025年の干支である「巳」を水引風にデザインした。
令和7年は乙巳の十干十二支である。本来、干支は60年に一度巡ってくる十干(甲乙丙丁戊…)と十二支(子丑寅卯…)を組み合わせたものである。乙(きのと)は、木々の意味で広がりや前進を象徴する。また巳(み・へび)は脱皮を繰り返して成長する蛇に例えて再生や生命力を象徴する。日本の歴史上、乙巳の年に大きな出来事は多く登場しない。最大の出来事は乙巳の変だ。昭和世代は645年といえば大化の改新だが、現在では「乙巳の変」といい、その後に大化の改新につながると習う。乙巳の変は2025年から60年を23回もさかのぼった1380年前の出来事だ。
個人の新しい1年を占うとともに、長い歴史に思いをはせながら「まろやかイチゴティーラテ」をゆったりと飲んで物思いにふける時間としたい。
※写真はすべて記者撮影