現在脚光を浴びているフィリピン系オンライン英会話サービス。ただ、格安の価格でマンツーマンの指導を受けられるにも関わらず、サービスを活用し切れていない英会話初心者も少なくないらしい。『20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ』の著者・はるじぇーさん(https://twitter.com/HAL_J)は「オンライン英会話サービスを受講するにあたって知って欲しいこと」としてトゥギャッター(http://togetter.com/li/433759)でアドバイスをまとめている。「的確な指摘」「英語以外にも通じる」と評判のアドバイスを簡潔にまとめてみたので、順に観ていく。
1.分かったふりはしないこと
分からない時、もしくは聞きとれない時はレッスンを止めるべきとしている。確かにレッスンを止めることよりも、分かったふりをする方が失礼だろう。英語力に優れている人ほど、躊躇せずに会話を止める傾向があるそうだ。
2.自分の意見をはっきりと言葉にして伝えましょう
前のアドバイスにも通じるが、分からない点は積極的に尋ねることが大切。日本語で意見を言うのも案外簡単ではないので、日頃から練習を積む必要が。外国人相手に「以心伝心」を期待してはならないとも。
3.フィリピン人講師は「学習パートナー」
はるじぇーさんいわく「講師(の年齢)は通常20代前半から中盤」と若めとのこと。ひょっとしたら(日本人が)何を学びたいのか、何が苦手なのか、理解し切れていない可能性が。多くを得るためには、一般的な生徒と講師の関係にとらわれない方が良さそう。
4.レッスンの基準は自ら上げる
英語を本格的に勉強したい人は自分に厳しくすべきというアドバイス。レッスンの基準は自らに選択権があるという特徴を活かし、自らに負荷をかけるような会話にトライすべきだろう。易しいフリートークで得られるものはたかが知れている。
5.予習・復習をする
「1日25分のレッスンを30日(約13時間)続けても十分ではない」がはるじぇーさんの見立て。予習・復習に2時間かけるのは決して長くないそうだ。参考書はアメリカ英語・イギリス英語で書かれたものを使用すべきとある。講師が英語を第一言語として使用していない場合はなおさら。
6.1対1授業において理想的な話す割合は「生徒:講師=80:20」
理想はレッスンの8割を生徒が話すというものだが、厳しい初心者はまず5割を目指すべきというアドバイス。逆に講師ばかりが話すのはよい傾向とは言えず、別の講師を探す必要があるそうだ。
7.フリートークに逃げない。日本語を教えない。フィリピンの現地語を学ばない
英語を勉強したいのならフィリピン語を学ぶ必要はどこにもなく、日本語を教えることもまた必要性が無いとしている。真剣でない人ほど日本語を教える傾向もあるので、当てはまらないように注意を。
8.1人1人が外交官
せっかく英語を教えてくれるフィリピン人に対し、真剣でない態度をとれば、少なくとも日本にいい印象は抱かない。学習者は日本とフィリピンの友好を支えているという自覚を持つべきだろう。
画像: はるじぇーさんがまとめたトゥギャッターのキャプチャー
http://togetter.com/li/433759