3月24日に発表された国勢調査によると、コロナ禍によりニューヨーク市の人口が急減したことがわかった。しかも、マンハッタンの減少率は顕著で、全米の”郡”としての減少率はマンハッタンが一番だったそうだ。ニューヨーク・ポストが報じている。
その理由として、新型コロナウイルス感染の広がりが激しかったことと、その時期と同時にマンハッタンから離れる人口が最も多かったとのことだ。
マンハッタンは世田谷区程の小さな島で、摩天楼ジャングルのミッドタウンには多くの企業が密集し、高層アパート群も同じく密集している。コロナウィルス感染拡大期には、住人は息苦しさを感じたことだろう。すべてが密集しすぎているのだ。郊外の一戸建てなら、引き籠もり生活もまだ快適だが、狭いマンハッタンの居住空間に幽閉され続けるのは、まさに自由が利かない。
また、コロナ禍の最中にはスポーツジムも閉鎖されたため、運動する機会を失く人も多く、かと言ってジョギングは自粛生活では遠慮すべきものだったため、住人は引き籠りに徹し、更なる窮屈を感じたことだろう。
小室圭さんと眞子さんの住まいは日本で言うところの1LDKの一部屋と居間の二部屋だけで、家賃は60万円とやらと言われている。これはまさにマンハッタン価格で、アメリカの他州であればこの広さなら驚く程に安いはずだし、もっと広い物件も借りられる。
コロナ禍により、マンハッタンに住むバカ高い家賃や生活費に嫌気がさしてマンハッタンを脱出した人が多いのではないだろうか?他州に移れば半分の家賃で十分一戸建ての広い家と、駐車場と庭も付いてくるのだから。
多くのマンハッタン住人が離れる現象は、マンハッタンの高騰し続けた家賃を一気に下げる現象が起き、通常、日本のようにマンハッタンの物件も保証金は必要だが、それすらもなしで新しい借り手を受け入れていた。この時期にマンハッタンに引っ越してきた人たちは、稀に見る好運な人たちだったろう。
ただ、今現在は家賃は元に戻り新たに借りる人への特典はない。
(Photo:Anthony Quintano-https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Above_Gotham.jpg)