「良かれと思ってリツイートしたの…」としょげる知人。話を聞けば、知人はステキに思った写真と短い文章をリツイートしたら、書き手より「💗」をもらったと言うのです。
知人はサービス精神が旺盛なので、その💗マークをくれた方のツイートを3つほどリツイートして、喜んでもらおうと思ったそうなのですが、その方からダイレクトメールが来て、「プロフィールにRT禁止と書いてあるのに、続けてRTしているのをやめてください」とキツイ口調であったそうなのです。
対処の方法は、先ず、① 謝罪の返信を即送信 ② リツイートしたものを即削除 したそうです。そうしたらそのお怒りの方から「ありがとう」の連絡が来たというのですが、ワタシの印象は知人が気の毒でした。
そもそもリツイートを善意をもって拡散しようとする知人に悪気は微塵もないですし、リツイートする人のプロフィールをいちいち読むかな?と思います。
SNSってそういう意味で怖いですね。まだ、これは双方で即解決できたからよかったものの、善意の書き込みでなく誹謗中傷を書き込む人は実際にいるので、本当に社会悪ですね。
賛同できないことは流せばいいと思います。それに、人に対して何かをお願いする時は「ください」という命令形でなく、他のもっと優しい言い回しをした方がいいと思うのですね。
SNSは使い方によってはいいツールで、友だちが出来たり、場合によっては伴侶に出会ったりすることもあるようですが、使い方を間違えば、ある意味凶器に変わることもあると思うのです。
知人はその一件から怖くなり、ツイッターの更新を止めてしまいました。徐々にフォロワーも増やしつつ、またフォロワーも見識高き人が多かったのに、ある方のリツイートを善意でして失敗に終わり、急に殻を閉じてしまいました。
この小さな事件は、ボヤで終わり既に解決済みですが、よく芸能人がツイッターでバトル合戦をするのは感心しません。
コミュニケーションの手段が対面式や、電話が主流だった20世紀と違い、今の時代は全く見ず知らずの人たちが繋がり、それも世界中の人たちとの交信が可能なので、ツイートする際も、最新の注意を払い。推敲の必要があると思います。推敲の語源は『新語時事用語辞典』によると…
推敲(すいこう)
推敲とは、文章の表現を自ら吟味し、修正し、より洗練された表現へ直しを加えること。推敲の推の意味は訓で「おす」と読み、「何かを推薦する」という意味だけでなく、「物理的に何かに力を加えて前進させる」という意味もある。一方で推敲の敲の意味は訓で「たたく」と読み、「何かをとんとんと打つ」や「かたいものやこぶしで打つ」という意味がある。賈島という詩人が漢詩の詩句において「推」という字を当てはめるか、それとも「敲」の字を当てはめるか悩んだ事から生まれた故事成語であるため、推敲の意味としては詩や文章を作る時により適切な字句や表現を求めて、試行錯誤し作品として練り上げる事をいう。
とあります。
常識人の知人がリツイートしてお叱りを受けたツイート主の方のプロフィールに「引用RT無断使用固くお断り致します」を目にしなった失敗はありますが、この失敗からも学び、ルールを守って、そして140という限られた文字数ゆえ、取り扱い厳重注意に留意することに思いましたね。