アメリカン・エキスプレス、顧客対応のオペレーターに若干の違和感 電話をかけて繋がったはアメリカではなく まさかのフィリピン⁈

  by あおぞら  Tags :  

 何枚かクレジットカードは持っていたが、今はアメリカン・エキスプレス一本である。サービスがきめ細かで、カスタマーサービスの電話の対応はピカ一である。

 昨日、問い合わせで電話した理由は、リファービッシュで購入したiPhoneが届いたはいいが、なんと前使用者がサインアウトしていない不良品をつかまされたからだ。リファービッシュの意味をご存じない方は、以下、ご参照(そう言うワタシもあんまりわかっていないけど)

リファービッシュ(英語: refurbish)とは、不良品として製造会社に返却された商品や中古機器(返品、リース返却品、長期在庫品を含む)を整備し、新品に準じる状態に仕上げること。あるいはそのような状態に仕上げられたものを指す。正規メーカーおよびその契約会社がこれを行っているとは限らず、不良品を買い取った中古販売業者が修理した場合にも「リファービッシュ」と呼ばれることがあるが、その場合、再生品の品質が保証されるとは限らない。

 前スマホもリファービッシュで、前回はアマゾンで購入。新品とほぼ変わらぬ状態でアップル製の箱やプラスチックケースに納められ、例のアマゾンの鉄壁の梱包で届いた。4年程愛用した。

 さて、機種を若干向上させ友人が薦めてくれたスマホを先々週オンラインでポチっと購入。今回はアマゾンではなく、安かろう、悪かろうのイメージが拭えないウォルマート。『大丈夫かな?』と一抹の不安は残るものの、昨年度、世界の小売業1位はウォルマート、2位のアマゾンを押さえている。よって、そこは信頼して200ドル強をアメリカン・エキスプレスで支払った。

 到着期日より3日も早く届いたが、なんだか梱包も雑で開封して出てきたのはタダの段ボールの小箱。箱を開けるとスマホはジップロックに入れられ、プラスティックケースもそれを納める箱もなく、むき出しのまま、これは不安だ。

 スマホはほぼ新品に見えるが、前回のアマゾンで買ったときのようにスマホ画面に防護用のフィルムも貼られていない。電源を入れると暗証コードを入れろとあるので、ウォルマートで購入したのを悔やんだ。ウォルマートに電話で問い合わせようとすると、電話番号は表示されず、その分、チャット対応なので問い合わせたら「返品後5日で返金されます」とあるが、アメリカ生活が長いワタシは信じない。

 アメリカン・エキスプレスに返金されているか確認すると、案の定されていなかった。要は数週間待って返金されていないとクレジットカード会社が動いてくれると言う。それも考えて返品の際、アメリカン・エキスプレスでUPSと言う大手の宅急便の会社を利用。スマホが送られてきたのもUPSだった。日本円にして返送料1500円程は、不良品を掴まされたワタシ負担だ、ヤな感じ。

 これがワタシの『スマホ不良品掴まされ事件』だが、本題はここからである。先にアメリカン・エキスプレスのカスタマーサービスの対応は素晴らしいと伝えたが、それを撤回したくなったのが昨日の対応。以前は普通の英語を話すアメリカ人が対応していたが、どうやらこのクレジットカード会社もカスタマーサービス対応はフィリピンの会社に委託し始めたのではないだろうか。

 アメリカのカスタマーサービスに電話すると、その無料電話はアメリカ国内に繋がるのではなく、フィリピンに繋がりフィリピンのオペレーターが代行しているアメリカ企業は多い。企業にとりコストカットのメリットはあっても、顧客にはフィリピン人の英語の訛りのキツさは困惑である、少なくとも私にはキツイ。

 話していくと慣れてはくるが、アメリカン・エキスプレスがもし、アメリカ人のオペレーターからフィリピンの会社へ委託しているとしたら、私のような外国人の顧客はフィリピンの訛りは聞き取りにくいだろうし、多くのアメリカン・エキスプレスの優秀だったアメリカ人カスタマーサービスの職がフィリピンに奪われたことになる。

 もしも、アメリカン・エキスプレスも右へ倣へ的に、フィリピンの会社に委託なら、何だかさらにアメリカ人の雇用が失われるようで、アメリカと言う大国が気の毒に思えてきた。

 

ニューヨークから発信しています