焼き魚 を食べたくても 食べられない 外国生活の実情

  by あおぞら  Tags :  

 アメリカ生活で取り立て不便なことはなく、特にニューヨークに暮しているとマンハッタンには多くの日系スーパーがあるので、毎食和食でも大丈夫な程です。

 外国暮らしで和食が食べられない食生活ではストレスも出てくるでしょうが、こちらアメリカ、特にニューヨークやロサンゼルスの大都市ではノープロブラムでしょう!

 但し、焼き魚を口にすることはほぼないです。日系スーパーではかなりお値段は張りますが、あじの開きも売られており、買ったことはあるのですが、日本にあるような魚焼き器はキッチンに備わっていません。よって、オーブントースターで焼いてみるものの、思いの外、煙がでて匂いも凄いんです。

 火災報知機は外しているので鳴り出すことはないのですが、焼き魚の匂いと煙がドアの下の隙間から廊下に流れて苦情が出ないかヒヤヒヤモノです。それにあじの開きを焼いたオーブントースターは、しばらく焼き魚の匂いがつきソレも多少困ったことでした。

 和食レストランで焼き魚をだしている所であれば美味しさを堪能できますが、あじの開きは売っていても、買ってみても、自宅で焼くのは、特に住宅事情が狭いマンハッタンでは無理であることがわかりました。

 食文化の違いは当然あるので、例えばひじきを煮る時は週末の4時、5時に調理します。廊下にひじきの匂いがしても週末の早朝だと迷惑がかからないからです。外国暮らしはこういう些細な事でも、なかなか気を遣うものなのです。

 アメリカでは魚はそう食べられておらず、これは肉に比べてという意味ですが、スーパーマーケットでも肉売り場の広さに比べて魚売り場は極端に小さく、鮭は必ず売られていますが、マグロもたまにありますが鮮度は悪そうですし、それ以外の魚は馴染みがないので買ったことはありません。

 日本人ならグリルで魚の塩焼きが食べたくなりますが、それがままならぬのがニューヨークの集合住宅に暮らす者の現状なのです。

 ただ、魚はそれでも頻繁に口にします。サバの味噌煮の缶詰と言う強い味方があるのです。これは実に重宝しています。クックパッドで調理法学んだり、それでサバ缶を使った炊き込みご飯はなかなかのお味でした! ポイントは生姜と一緒に炊き込むのです。

 しかし、それでもやっぱり焼き魚が食べたい!と思うのですが、まぁ、あまり無理なことは望まずサバ缶か、スーパーで買える鮭に塩をもみ込んでフライパンで焼鮭にするくらいしか、魚を食す機会はないですが、その分、日本の旅番組で特に漁師町編などは、『焼き魚!焼き魚!』と人間ながら、泥棒猫の目で焼き魚の映像を狙っています、あ~、トホホ、お~、ギョギョギョ🐠

ニューヨークから発信しています