豆の栄養価に注目! 積極的に豆を食べよう‼

  by あおぞら  Tags :  

 冬は巣ごもりしがちで、スーパーに行く頻度も減っています。生鮮食品は調達の必要があるので、出かけなくては行けませんが、こういう時に便利なものは保存のきく豆なのです。

 豆は使い始めると、実に便利なもので、種類も豊富だしいろんな料理に使えます。何より豆の栄養価は優れているのです。

 公益財団法人 日本豆類協会のホームページを見れば豆の良さが再認識できます。
(https://www.mame.or.jp/)

豆の栄養

豆類は、炭水化物(糖質)、たんぱく質、ビタミン、ミネラル等の栄養素をバランスよく含んでいる上、食物繊維やポリフェノール等の機能性成分も豊富。毎日の健康づくりに役立つ優れた食品です。

豆は食物繊維不足に応える

食物繊維は、抗便秘作用や血清コレステロール値及び血糖値の改善効果が認められ、肥満防止や心疾患、動脈硬化症、糖尿病、腸疾患などの生活習慣病予防に効果があることが明らかにされており、これを十分に摂取することは生活習慣病予防対策の重要な柱の1つされ、食事摂取基準でも生活習慣病の一次予防を目的とした「目標量」が設定されています。
日本古来の食生活では、食物繊維は十分に摂取されていましたが、近年の食生活の欧米化に伴い摂取量は減少傾向にあり、中学生以上の年齢階層では1人1日当たりの摂取量(平均値)が、男女とも食事摂取基準の目標量を下回っており、その差は2~7g程度となっています。
このような現状のもと、多くの食品の中で最も効率的に食物繊維を摂取できる豆類を毎日の食事に積極的に取り入れれば、生活習慣病の予防に大いに役立つと考えられます。上記の食事摂取基準の目標量と実際の摂取量(平均値)との差分を豆で解消するには、例えば、ゆでた金時豆1粒には約0.22gの食物繊維が含まれているので、1日に9~32粒(15~52g)程度を追加的に食べれば良いという計算になります。

 豆は和菓子に使われますので、スイーツとしての豆も楽しめます。小豆は水に浸ける必要はなく、軽く洗い鍋に小豆と水を入れひと煮立ちしたら、灰汁を含んだ熱湯を捨てて水で新たに煮ます。蓋をしてゆっくり煮ていくと豆はやがて弾けるように潰れていきます。そこへ塩一つまみと砂糖を入れればぜんざいが仕上がります。

 黒豆は小豆と違い一晩水に浸ける必要があります。その際、重曹をいれると黒豆の水の含みがよく、煮ると柔らかく仕上がります。豆は弱火でゆっくり蓋をして煮込むことです。黒豆の調理方法は醤油と砂糖で煮込んでいきます。黒豆は甘く煮あがり和菓子のように味わえます。

 レンズ豆はスープに使い勝手がよく、こちらは水に浸ける必要はなく豆を煮るのに時間をかけることなく調理に便利です。また、トロトロ感が出る豆なのでカレー粉やスパイスを調合して豆カレーが出来ます。

 簡単な調理としてはグリーンピースとお米を炊き込んだ豆ごはんも、栄養価も高く色合いも良いですね。

 豆を食生活に取り入れると、栄養面でもバランスが取れ、なによりメニューのバリエーションが広がります。空き瓶に豆を入れてキッチンに置くと、オシャレな飾り付けが出来ますが、コレ、ディスプレーの中身が実用品と言うのがいいですね。

 暮らしに豆を、小さいけれど威力を発揮しますよ。

ニューヨークから発信しています