昔の人は1日を 『おついたち』と呼び 赤飯を食べたそうな…..

  by あおぞら  Tags :  

 さぁ、2022年の1月も過ぎ去り2月を迎えました。あっという間に今年に入ってひと月が過ぎたと思う方も多いのではないでしょうか? 中国では新年を旧正月で祝います。今年の新年は2月1日に当たります。ニューヨークを始め全米のチャイナタウンは、本日、獅子舞が練り歩き、盛大なお祝いをします。今年の干支、寅も本日からが正確な出番と言ったところでしょうか。

 日本も風習やならわしを大切にするように、外国暮らしの私も年々日本人らしくなってきているようです。月初のついたちは昔の人たちは『おついたち』と呼び、その一日を大切にしたそうです。日本では年初の1月1日の元日を盛大に祝うように、中国人は旧正月のある2月に新年を祝いますね。

 私も昨秋から、ついたちには赤飯を炊くようにしているのです。もち米は買っていないので普通のお米で炊きますが、十分赤飯の味は楽しめます。そういうならわしを大切にする気持ちは大切で、実際にお祝いの行動にでることが文化の継承だと思います。

 もし、日本のお正月がアメリカのような無味乾燥なものであれば、きっと寂しいでしょうし、拍子抜けだと思いますよ。日本は毎月と言っていい程、いろんな楽しい行事があります。2月は節分や、恵方巻を食べる習慣も根付きましたね。3月はひな祭り、4月はお花見でしょうね。5月は鯉のぼり….

 6月は思い浮かばないのですが、7月は七夕、8月はお盆、9月はお月見、10月、11月はなんでしょ? そして12月は大晦日を家族団らんで楽しむ….

 また、子どもが生まれたらお宮参りや、七五三もありますね。子どもが着物を着て撮る家族写真はいい思い出になります。日本人の良い習慣が今も続いて、若いお父さん、お母さん方が子供の手を引き、神社に参拝する姿は美しいものです。

 世の中はどうも暗いニュースに注目しがちで、テレビニュースではだいたい殺人事件、詐欺事件、横領事件などと、イヤなことを中心に報道がされますが、可能かどうかはわかりませんが良いニュースの比率を多くしてみると、多少、世の中も良くなるのではないでしょうか?

 世間って世相を反映するもので、例えば、こちらニューヨークはコロナ下にアジア人嫌悪でアジア人を狙った犯罪が多発しました。そういうニュースが流れると、どんどんアジア人の被害者が増えていきました。また、銃を使った犯罪がこれまた増えているのですが、銃犯罪の報道が増えるごとに犯罪も増えています。これは本当に悪循環です。

 日本はニューヨーク程犯罪率は高くないですからその点安心ですが、世間の風潮が良くない兆しを見せるなら個々の暮しを豊かにしてみるのが、そのマイナスの空気から逃れる方法かもしれません。

 部屋の掃除をしてみる、換気をしてみる、水回りを特にキレイにしてみる。そして、おススメはついたちに赤飯を食べることです。赤飯を炊くのが面倒なら、買ってもいいじゃないですか? 

 月初に食べる赤飯に、その月が平和で安心して暮らせるように…と祈りを込めるのです。赤飯はね、かなりポジティブな食べ物なんですよ!

(Photo:663highland-https://commons.wikimedia.org/wiki/File:140111_Azuki_Museum_Himeji_Hyogo_pref_Japan11bs.jpg)

ニューヨークから発信しています