【シンクロニシティ】意味のある偶然の一致 を提唱したユング、へぇ~! なんて不思議なシンクロニシティ

  by あおぞら  Tags :  


(カール・グスタフ・ユング〔1875年7月26日 – 1961年6月6日〕 / 精神科医・心理学者)

 心理学と聞くと『難しそぉ~』と思うそこのあなた、あなた、そして、あちらのあなたもいらっしゃるようですが、例えば、こんな言葉は聞いたことがありますよね、虫の知らせ

 デジタル大辞泉の「虫の知らせ」解説によると…..

むし‐の‐しらせ【虫の知らせ】
よくないことが起こりそうであると感じること。
[類語]予感・直感・第六感

 カンの良い人っていますよね。そういう人って事前に悪いことを察知できる能力があり、強運とも言えると思うのですが、明石家さんまさんにもこの虫の知らせが大いに働いた一人であったようです。

 今を遡ること、約37年前の1985年8月12日にさんまさんは命拾いをしているのです。これは日航機墜落事故が起こった日で、羽田空港を出た日航機は大阪・伊丹空港へ向かう予定でしたが、途中の群馬県上野村多野郡山中に操縦不能で墜落しました。

 乗客乗員524名のうち生存者はたった4人で、520名もの乗客が死亡した『日本航空123便墜落事故』は、単独機では世界史上最悪の死者数を出したそうです。芸能人では坂本九さんや、元宝塚出身の女優、北原遥子さんが犠牲者となりました。さんまさんはこの飛行機に乗る予定だったですですが、偶然のなりゆきでしょうが、たまたま回避できたのでしょうね。

 世の中の運、不運はよく言われることですが、予感・直感・第六感を鍛えることが出来たとすれば、確実に人生は良い方向に進むと思われます。

 私自身、ユングなんて全く知らなかったのですが、知るきっかけとなったのは、日本で最初に「ユング派分析家」の資格を取得した心理学者の河合隼雄先生(1928年6月23日 – 2007年7月19日)の講演会がニューヨークで開催され、朝日新聞社の主催で入場券が頂けたので、行ってみたのです。
 
 京都大学名誉教授の講演などは面白みもないだろう…. な~んて思っていたのですが、ニューヨークで日本語で講演が聞けるのは珍しいので会場のホテルへ足を運んみました。結果、面白い面白い! 河合先生の関西弁は、落語家か漫談のようで、その講演によりユングに興味を持ち始めました。

 シンクロニシティは結構、日常で起きます。それは、ユングのシンクロニシティを知り、意識し始めると不思議なくらいに身に起こりました。ウソみたいなホントの話は、もう、10数年以上前のことなのですが、日本から友人がニューヨーク出張に来ており、お土産をいただいた中に週刊誌がありました。週刊朝日か週刊文春の2冊でした。

 その久しぶりの日本の週刊誌を目にして、広告でエジプト考古学者の吉村作治先生の写真と経歴を見ました。なんの広告だったかは忘れてしまいましたが、当時『サイバー大学』の学長とやらが経歴に書かれており、『なんじゃそりゃ👀』と初耳の大学名に驚いたものでした。

 そして、週刊誌を置き徒歩でメトロポリタン美術館に出かけました。吉村作治先生の写真を見たので、エジプトの展示物を見たくなり、広い広い美術館の入って右側にある入り口から入り、エジプト美術部門に行くつもりが、なぜか工事現場によくあるような黄色のビニールの幅広のテープっぽいもので、入り口すべてが封鎖されているのです。ツイていないと思いつつ、また来ればいいやと、展示会場が長いエジプト部門を横に歩き出すと、なぜかイエローリボンで封鎖されている展示会場から日本語が聞こえるのです。

 『日本語っぽいな?』と思い、そのイエローリボンに近づき内部を見ると、なんとそこにいたのは吉村作治先生!これには驚きました。

 こういうシンクロニシティは、いやが上にも興奮状態になります。ただ、もし、私が河合隼雄先生の講演会で、わかりやすく、面白おかしくユングの話を聞くことがなければ起こらなかった現象かもしれません。

 ユングの心理学、結構、面白いです。虫の知らせも興味深いですが、なんだかワクワク、ドキドキしたことがシンクロニシティ現象で起きないかなぁ~と、期待するだけで気分アゲアゲになります。そんな小さなときめきを大切にしたいですね。

 願えば起きる❣🌈 信じる者は救われるってか❓

ニューヨークから発信しています