人生に迷う時、不安になる時、本を読もう❣ 知識はあなたを確実に強くします

  by あおぞら  Tags :  

 ここ2年で生活様式が一変した感があります。数年前、コロナ禍以前の年末は、飲み会や会食や忘年会と言う集まりもありました。アメリカも12月下旬はクリスマス休暇で、特にアメリカは広いので飛行機での移動の割合が多いのですが、コロナ関連で便のキャンセルが相次ぎ、予定が狂った人たちも多かったようです。

 人との付き合いが絶たれるような、孤独感にさいなまれる方も多かったことでしょう。この孤立を感じる度合いは意外に都市部の方が多いと感じます。

 寂しさから精神のバランスを崩し、鬱状態になる方も多いようです。ただ、人間は自己中心的な部分もあるし、自分だけが苦しいと余計に悲劇の主人公を演じる向きもありますが、世の中はちゃんとバランスは取れていて、特にコロナ禍の暗い空気は世界中で共有している不安要素でもあるので、自分だけが苦しいと、自分を無闇に追い込むことはありません。

 もしも、気分が優れないとか、これから先どうしよう?などの、マイナス要素で自分が潰されそうになった時には、余計なことを脳に思わせないように、読書に没頭するのは一つの手なのです。本は知らない世界に運んでくれるし、知識も増えます。世の中に賢い人は多くいますが、相当賢い人達は確実に本を沢山読んでいます。

 本の知識を得て行動力を増やすと経験値の値が濃くなります。本から得る知識は、知らない内に自分の血となり肉となるのです。

 経済的に豊かでない方も、図書館を利用すれば出費はかかりません。また、本を買う際もできればオンラインでポチっと発注するよりも、本屋さんへ直接足を運ぶことをお勧めします。

 社会の動向が、本屋には反映されています。売れ筋の本で世間の流れも判断できます。それに本屋に入るあの瞬間がいいじゃないですか。

コロナ禍で不安と向き合っている人たちは、その不安要素を脳から排除しなくてはいけません。手っ取り早いのは読書なのです。

 本を読んでいる時は、脳が余計なことを考えません。小説を読めば脳の中が映画館になります。新書を読むと講演会にいるような気分になります。こういう混迷の時ですから、哲学書もいいでしょう。普段は読まないような本をあえて読んで幅を広げてみるのです。

 書評を書けるようになればたいしたもんですが、自分の成長の記録として、読んだ本はタイトルと著者は書き留めておいた方がいいです。後に振り返る時、自分の人生の立ち位置がわかるからです。

 人間の心は弱いもので、気分が冴えない時の雨は未来も見えないような気分で更に落ち込んでしまいます。しかし、自力で精神状態も晴れにします。それが出来るのが読書です。

 かつて優秀で人間性も素晴らしく愚痴も泣き言も言わない知り合いの方に、「どんな本を読んでいらっしゃるんですか?」と、遠慮がちに恐縮しながらお聞きすると、間髪入れずに、「ことわざ辞典です」と返ってきました。

 ことわざで自分の悩みや不安を解決していたことがわかり、困ったことがあれば他人に相談する前にことわざ辞典を見ればいいと、即本屋に走り、私もその人格者の真似をして買ったことわざ辞典が今も愛読書となっています。

 心がざわつく時、不安になる時、辛い時などは、本を心の支えにして、大事な脳を暗いまま放っておかないように、しっかり自分を育てていきましょう。

ニューヨークから発信しています