萩本欽一さんの本から学ぶ『運のいい人』になれるヒント

  by あおぞら  Tags :  

 年末に向かうと人生を考えます。そんなに大したことない私の生き方でも、それぞれの人の人生の主人公は自分でしかありえません。宇宙に飛べる財力のある前澤友作さんの人生もダイナミックだけど、ニューヨークの寒空の下、毛布をかぶり半分ちぎれたようなサンダルで歩くイーストハーレムの高齢女性の人生も大事な生き方です。

 時代と共に新しい言葉が増えてきます。例えば『親ガチャ』。表面上は恵まれた両親の下に生まれてきたら。きっと幸運な人生を送られるのではないかと、羨望の眼差しで見られることもあるでしょう。

 しかし、親が偉大だったからこそ不幸になるケースもあり、アメリカの芸能界は大スターの子どもたちは薬物過剰摂取で命を落とすことが少なくなく、これは親ガチャが不幸をもたらせたケースですね。

 日本でも東大卒のエリートの父親が、自分とは真逆の立場の息子を殺してしまったり、世の中は思う程、そう単純ではありません。

 悩んだり、塞いだり、先が見えなくなった時は、余計に暗い暗い沼に沈むような気持になりますが、そういう時に読んで欲しいのは、萩本欽一さんの本なのです。心の処方箋と言うか、気持ちが前向きに変わっていくのがわかりますから。

 名著、『ダメなときほど運はたまる ~だれでも「運のいい人」になれる50のヒント~ (廣済堂新書)』には、救ってくれる言葉がいくつもあります。

今目の前にある現実を嘆いたり、親を罵ったり、不平不満を言うたびに運はだんだんと消えていきます。

↑ 実際、本当にそうだと思います。腹立たしいことを友人にぶちまけるとスッキリはしますが、聞き手の友人は”人の愚痴”を聞かされると、打ちのめされたサンドバッグ状態になってしまいます。自分はストレス解消でスッキリ!と思いきや、友人にストレスを渡してしまっているようなもので、決して不平不満は解決策にはならず傷口を広げるようなものです。

つらいことに不満を持ったり悩んでばかりいると、運が育たないの。

↑ 確かに愚痴ばかり、ネガティブなことを口にしている人には運はやってこないし、運が毛嫌いして避けていくような気がします。

今は「運」の芽が育っているときなんだなって。そう思うとつらい日々のなかにキラッと光りが見えてくるでしょ。

↑ 忍耐と言うといささか古い言葉ですが、耐えることで人間は成長するものだと思います。筋肉だって辛いトレーニングの積み重ねでしっかり身につくもので、目に見えない人間の力や根性は辛さを乗り越えるところに”運”という味方が付いてくれるものなのかもしれません。

 「なんでこんなに頑張っているのにうまくいかないのだ?」と思うことって、やっぱりありますよね? 人生に運・不運って確実にあると思うんですよ。

 運ってチョットした気の持ちようで流れが変わってくるんですよ。『状況が思わしくないな….』と感ずることがあれば、即、否定的な気持ちを打ち消して、幸せになるための訓練なのだと切り替えて、それぞれの人生を進んでいくのがシンプルに正しい生き方のような気がしています。

 人生いろいろありますが、欽ちゃんの言葉を心で温めて、運を味方につけましょう!

ニューヨークから発信しています