数ある香辛料の中から、幅広く洋風、和風、中華となんでも使えるのがシナモンです。シナモンはシナモンパウダーをスパイスラックの中に常備しておけば、何にでも使える便利な香辛料です。
ウィキペディアの知識から一部引用させて頂きますと….
シナモンは、ニッケイ属の複数の樹木の内樹皮から得られる香辛料である。 主に、スリランカや南インドなど熱帯地方原産のセイロンシナモン 、中国やインドシナ原産のカシア 、ニッキ を示す。北アメリカではカシア が、最も多く販売されている。 カシア の樹皮は桂皮と呼ばれる生薬であり、多くの方剤に処方されている。
…とあります。利用史として、『世界最古のスパイスともいわれ、紀元前4000年ごろからエジプトでミイラの防腐剤として使われ始めた』や、また『日本には8世紀前半に伝来しており、正倉院宝物の中にもシナモンが残されている(「桂心」という名称で、薬物として奉納されたもの)。しかし樹木として日本に入ってきたのは江戸時代の享保年間のことであった』とされています。
シナモンを使った菓子類では、シナモンロールや、アップルパイ等には必須アイテムですね。それにミートソースにシナモンパウダーをこれでもかと振りかけたパスタをギリシャ人にご馳走になり、そういう料理法もあるのか?とそれ以降、料理レシピに加えさせてもらっています。
料理をあまりされない方でも、簡単にシナモンパウダーを使える方法は、バナナを斜めに切ってボウルに盛り、上からシナモンパウダーをパラパラと…. これ、リンゴでもいけます。ただシナモンパウダーを振るだけで味わい深くなりますし、素敵な食器に盛りつければデザートと変化します。
また、コーヒー、紅茶に振りかけても、一味違ったテイストになります。ブラックコーヒーや、紅茶にかけても、また。ミルクコーヒー、ミルクティーに振りかけても、味わいはそれぞれに際立ちます。
イギリスのBBCのサイトから、以下、『シナモンの五つの効果』を見ていきましょう。
(https://www.bbcgoodfood.com/howto/guide/health-benefits-cinnamon)
1. Anti-viral, anti-bacterial and anti-fungal
抗ウイルス、抗菌、抗真菌作用2. May support gut health
腸の健康をサポートする可能性3. May help manage blood pressure
血圧の管理に役立つ可能性4. Lowers blood sugar and risk of type-2 diabetes
血糖値と2型糖尿病のリスクを低下5. May be beneficial for the aging brain
老化した脳に有益
いいこと尽くめですね。それでいて風味広がり美味しくいただけるのは一石二鳥です。料理が面倒な方は、コーヒーや紅茶に一振り。また、切ったバナナやリンゴに一振りもいいですよ。
簡単な調理として、フレンチトーストにシナモンシュガーとして振りかけると、味が断然違ってきますし、見た目もオシャレになります。
シナモンパウダーを生活に取り入れて、一味違う食生活を始めて見てはいかがでしょうか? 大きな変化はないにせよ、小さな驚きは人生のちょっとしたスパイスになることでしょう。