魔法の粉、小麦粉を賢く活用し 寒い季節に備えましょう!

  by あおぞら  Tags :  

 

 小麦粉は偉大です❣ 小麦粉さえあればなんでも出来ます❣ アントニオ猪木さんの言うところの「元気があればなんでも出来る❣」に、似通うものがあります。

 日本の小麦粉には大きく3種類あり、薄力粉、中力粉、強力粉と用途により使い分けますが、アメリカの小麦粉は日本より更に種類が多く、しかし、一般的には『オールパーパスフラワー』が主流で、この全用途に使えるアメリカの小麦粉は準強力粉に近く、手打ちうどんにも最適です。

 ただ、パンを本格的に作る際は『ブレッドフラワー』の、日本で言うところの強力粉の方が圧倒的に適しています。違いは粘りのあるなしで、ブレッドフラワーは ”餅は餅屋に” の諺通りで餅ならぬ良いパンが仕上がります。

 コロナ禍で困ったのは、買い物の回数が減り、朝はパン食なのでパンが切れるとスーパーに買いに行かなくては行けませんが、それが面倒になったのです。それに、アメリカのパンは日本の食パン🍞のようなモチモチの美味しいものはなく、日系スーパーでは日本のパン屋さんが焼いた食パンが売られていますが、かなり割高です。

 そこでスコーンを毎朝作ることにしました。とても簡単にできます。また、昔懐かしい甘食も朝食のテーブルに乗せると楽しいです。

 小麦粉は手打ちうどんも簡単にできます。スコーンづくりを毎朝の日課にすると、小麦粉をコネる技術が向上するので、手を粉や水でまみれることなく、簡単にうどんをコネることが出来ます。

 小麦粉と水と塩をあわせてコネるものに、餃子の皮作りがありますが、こちらは水より少量の熱湯でコネていきますが、餃子皮が冷蔵庫になくても、簡単に餃子づくりが出来ます。

 アメリカ、特にマンハッタンのミッドタウンに生活すると、日系スーパーも徒歩で数軒行けますが、餃子を作りたくなり、わざわざ餃子皮を買いに行くのは面倒で、餃子皮と言えども日本からの輸入品で冷凍食品の扱いで、解凍するのにも時間がかかります。また、餃子皮を解凍するする時に皮が引っ付いていることもあり、使い勝手も悪いのです。

 小麦粉があれば、中華料理もピザのようなイタリア料理ももってこいです。我が家の近くにピザ屋さんがあったのですが、数店の店舗が店じまいし、更地になり、今、新しく高層アパートが建築中です。

 ピザは買うものでなく家で簡単に作られます。本当はブレッドフラワーとイースト菌でピザ生地のクラストを作る方法がベストなのですが、オールパーパスフラワー使用で、ベーキングパウダーをイースト菌の代用とすれば、それでも十分ピザが楽しめます。

 お好み焼き、たこ焼き、天ぷら、それにスープに小麦粉とバターと牛乳を使えばポタージュになります。コーンや、人参はスープより、ポタージュの方が断然美味しいです。

 これから寒くなる季節。小麦粉はいい意味で魔法の粉、美味しく美味しく美味しく和洋中の料理を仕上げてくれます。小麦粉美人、小麦粉美男を目指してみませんか❓

ニューヨークから発信しています