今月に入りニューヨークタイムズ紙が1日付で、眞子さまと小室圭さんの結婚に関する記事を掲載しました。
ニューヨークタイムズと言うアメリカを代表する格式高い新聞が、日本の皇室の記事をゴシップのような内容で”長文”であげることは珍しく、アメリカに住む日本人として、特にニューヨーク在住の私は、小室圭さんのことはさて置き、『眞子内親王のニューヨーク生活は本当に大丈夫なのか?』と心配になってきています。
他ならぬ理由は米新聞記事の大見出しでご判断いただけると思います。
A Princess Is Set to Be Wed. But It’s No Fairy Tale.
『眞子内親王の結婚の決定、但し、それは決しておとぎ話のようではなく』とあります。
記事の副見出しでは『日本の眞子内親王は、長くて骨の折れる婚約期間を経て、庶民である大学時代の小室さんと結婚するとき、皇族の婚約者の(小室さんの)罠を忘れるでしょう』….と穏やかではない。
記事は4つの章に分かれており、章の冒頭が大きな太文字になっています。それらを以下書き出します。
No Horse, No Carriage(馬も馬車もなく)
この章には….. 皇族の結婚式の華やかな慶事は行いません。支度金を放棄し、ニューヨークで普通の生活をフォーダム大学を卒業し、法律事務所で職を得た夫と送ります。2018年に本来結婚式を取り行う予定が、小室氏の母親が元婚約者に3万6千ドルの小室氏の学費の借金をした件を、マスコミがリークしたことが、結婚延期の理由と言われています。
マスコミは小室氏を『逆・玉の輿狙い』と呼び、未来の義理の父となる秋篠宮殿下の要望で借金トラブルの説明責任を促されると、28頁もの文書発表し、(記事には28枚の文書は”返済しない”と明記、後”28枚文書の返金しない”の文書に国民の大反発。よって小室氏は28枚もの文書を即撤回し、数日後に”返却する”…..は記されていません)返却を言及、しかし、未だ返金はされておらず….とあります。
Harry and Meghan They Aren’t(二人はメ―ガン&ヘンリー王子のようでなく)
日本の皇室は、イギリスの王室と違い華美でなくスター性も抑えられ、スキャンダルには無縁。世界最古の皇室は第二次世界大戦後、儀式的な役割が主な任務。
眞子内親王と小室氏は、夜逃げ同然のヘンリー王子夫妻のように、(アメリカの有名司会者、実業家、タレントの)オプラ・ウィンフリーのインタビューを受けることはなく、彼らのようにネットフリックスと契約を結ぶこともない。
ゴシップに飢えている日本のメディアは、小室氏のポニーテール姿に食いついた。ニューヨークで直撃されたその姿は各紙一面を飾った。
タブロイド紙はポニーテールの小室氏の顔を角度を変えて写真掲載し、ツイッターでは国民の「眞子内親王の婚約者の髪型としてありえない」と痛烈なコメントの嵐。
Keep Your $1.4 Million(1.4ミリオンドルは維持)
日本の皇室は、女性皇族が降嫁されると、皇室から自動的に離脱。その際、皇室から支度金を支給されるが、第二次世界大戦後、初の支度金&結婚式、のWの『なし』の措置が取られる。小室氏は最近マンハッタンの法律事務所 Lowenstein Sandler で働き始め、弁護士試験の結果待ちだ。
過去5年半東京大学の美術館勤務で、英国のレスター大学で美術館とギャラリーの研究の修士号を取得し、東京の国際基督教大学で博士号を取得している眞子内親王は、ニューヨークのギャラリーで働くことも考えられる。
Running for the Exits(出口に向けて奔走)
ハーバード大学とオックスフォード大学で教育を受けた雅子皇后は、男児出産を国民から過度に期待される重圧に悩まされた。
眞子内親王は皇室典範が第二次世界大戦後改定されてから皇室離脱する、9番目の降嫁される皇族となる。
1965年の朝日新聞のインタビューで、当時の天皇陛下の末娘で銀行員と結婚され降嫁した島津貴子さんにインタビューしている、貴子さんは夫の海外駐在に伴い、ワシントンDCに約2年ほど暮らされた。
当時のインタビューでは「日本に暮していた時よりも幸せでした。人の目を気にすることもなく、市民として精神的な圧迫もなく、静かに生きることができました」と答えられている。
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ただ、1965年当時と現在は状況が違いますし、ワシントンDCにはニューヨーク程メディアが集中しておりません。何より貴子さんの夫は、島津藩藩主の家系で、香淳皇后の従弟で、降嫁されるにこれ程、相応しいお相手はいらっしゃらない程で、どこの馬の骨ともわからぬ、どなたさんとは大違いです。
眞子内親王が結婚を遂行されると、もう後戻りはできません。昭和天皇の末娘の貴子さんがアメリカで暮らされ、世間の目も気にせずに自由に暮らせて幸せだったのは半世紀以上前のハナシです。
アメリカではほぼ報道されていなかった眞子内親王の記事が、スキャンダル絡みで報道されると、あれよあれよとワシントンポストが、CNNが、ニューヨークタイムズ等の報道が主体のタブロイド紙以外の、真面目なメディアが争うように記事にしています。
西海岸にはイギリス王室の離脱者、東海岸には結婚で皇室離脱の眞子内親王、結婚相手となる小室圭さんの母親の借金問題や、父親の自殺、そしてポニーテールにまで注目は向けられます。
皇室の話題ではなく、皇室のスキャンダルで、しかも、そのいわくつきの結婚の当事者がニューヨークにやってくるとなると、注目度は高いと思われます。
当初、英語で検索しても何も引っ掛からなかったので、日本の報道の「アメリカでも注目されるだろう」は眉唾ものに思っていましたが、ここにきてこれはアメリカでも注目されてしまうのではないかと予想させます。
ニューヨークタイムズ紙、10月1日付の記事見出し『眞子内親王の結婚の決定、但し、それは決しておとぎ話のようではなく』は、否が応でも注目されてしまう手法です。
ニューヨークタイムズという一流紙にこういう書き方をされてしまうのは残念です。小室さんのポニーテールの大写しの写真まで掲載で、眞子内親王と結婚される人として脇が甘すぎますし、危機管理能力皆無です。
こういう人って弁護士は試験受かっても不向きだと思います。眞子内親王、小室眞子さんとしてのニューヨーク生活大丈夫でしょうか?