新社会人の皆さま、悩まない、悩まない、今を乗り切ってくださいよ❣

  by あおぞら  Tags :  

 この4月に新社会人になられた方々、コロナ禍の就職難で仕事を手にすることが出来てよかったですね。希望の企業に就職できた方や、希望通りに行かなかった方もいらっしゃると思います。学生時代と違い戸惑いことも多いでしょうが、新社会人は皆、それぞれに悩みや問題を抱えるものなので、オンとオフを切り替えてすべてが自分の血となり肉となると思い進んで行かれるとよいでしょう。

 ....とは言っても、新社会人の真面目な人たちの中には既に悩んでいる方もいらっしゃると思います。与えられた仕事がうまくこなせないので、落ち込んだり、自分の出来の悪さに嫌になったり、そんな負の感情が日常茶飯事になると『こんな環境、もう耐えられない、辞めるべきか?』とふさぎ込んだりする人も多いようです。ですから五月病という医学的な病名ではないモノが存在します。五月病とは….

【人事労務用語辞典】によると

「五月病」は正式な医学用語ではなく、4月に進学した学生や入社・異動した社会人に、5月頃になると現われる精神的な不安定状態の総称です。環境の変化に適応できないことに起因する症状といわれ、抑うつ気分、不安感、無気力、不眠、強い疲労感など、うつ病に似た心身の不調やスランプを訴える場合が多いようです。

 少し統計としては古いですが、2018年4月にチューリッヒ生命が働く人たちへアンケートをした際、『5月病』に関する調査も独自に行われたそうですが、アンケート結果、5月病経験者は男性が21.6%、女性が23.3%で、驚くことに約4人に1人の割合でなっていたことが判明しました。

 「5月病になったと思われる原因」についての回答は、男女ともに1位が「入社」で、男性は36.1%、女性は38.4%という数値でした。特に、20代の女性が入社により慣れない仕事に直面し、アタフタすることが多いようで、精神的に追い込まれるようです。ただ、これは男性とて同じだと思います。男性の方が、アンケートの質問に女性ほど正直に答えなかったのかもしれません。所謂、男の沽券ってヤツでしょうか….

 新入社員の方々に知って頂きたいのは、これはもうみんな通る道なのです。春は温かく、冬は寒いくらいに当たり前のことなのです。ただ、学生から新社会人になった気負いもありますし、環境の変化も大きいでしょう、それに、不運にもイヤな上司や先輩、同僚が多いと、そんな職場はツラいですね。でも、今を乗り切り、そして五月病を是が非でも回避しましょう。

 仕事ができないのではなく、慣れていないだけなのです。フツウに歩ける歩道でも、もし、その歩道の下が何故かガラス張りの高層ビルを繋いでいる歩道だとすれば、足がすくんでいつも歩いている動作すらできないことでしょう。人間であればそれがフツウなのです。新社会人は精神状態がガラス張りの高層ビルを繋ぐ歩道を歩いているような状況であることを認識してください。

 仕事が出来ないのではなく、精神状態が落ち着いていないので、焦ってしまうので仕事に支障をきたしているだけなのです。この大変な時期を乗り越えれば、『なんであんな簡単なことが出来なかったのだろう…』と笑いながら思い出すことができるはずですから。

 神戸大学名誉教授の加護野忠男さんの言葉が響きます。

新人に課すつらい仕事には、忍耐力や従順さがあるかどうかを見極めるほかに、忍耐力や従順さを高めるという役割もある。実際に苦労をしてみると、苦労に耐える体力や知恵が備わる

 新社会人は仕事を覚えることも大切ですが、社会人としての基本を着実に身に着け、人として信用されるようになることで、流れが変わってくることもあります。時間厳守は言うに及ばす、丁寧なあいさつ、しかも元気よく、人に親切にすること、心の内を表情に表さない、人間的な信頼を得ると、それだけで心の安定が保たれます。

 そして決してやってはいけないことは、職場で組織の悪口を言うことです。これはイケません!職場は学校と違いますし、同僚は友達ではありません、あくまで職場の仲間です。悪口を言うことは自分の評価も下げますし、自分はその程度の人であることを知らしめているようなものです。

 辛いことがあっても口外してはいけません。ただ、あまりにも辛い時は信頼できる上司に打ち明けてみても、また人事に相談という形で聞いてもらうのもよいかもしれません。ただ、人間、耐える時期があるとすれば、新社会人の時期だと思えます。先述の加護野忠男神戸大学名誉教授の言葉を思い出してください。

 また、読書をすることもお薦めします。名経営者と言われる方はだいたい挫折している方が多く、だからこそ、それを乗り越えたからこそ偉大な経営者になれたのです。先人たちの教えは、辛い時にこそ教えになります。ですから、まだまだ慣れぬ4月の職場を乗り越え、ゴールデンウイークも乗り越え、5月病を回避しましょう。

 昭和のサントリーゴールドのCMに野坂昭如さんと言う直木賞作家が出演されていて、『火垂るの墓』の作者でもあるのですが、そのCMソングの歌詞がいいのです。

 ♪ ソッソッ、ソクラテスかプラトンか、ニッニッ、ニーチェかサルトルか、みんな悩んで大きくなった~ そうなんですよ、ソクラテスもプラトンも悩んで大きくなるのですから、新社会人の皆さま、ソクラテス先輩、プラトン先輩、ニーチェ先輩、サルトル先輩のように、悩んで悩んで大きくなりましょう!

ニューヨークから発信しています