ニューヨークの美術館、コロナ禍で開館日の間引きが主流

  by あおぞら  Tags :  

 ニューヨークも徐々に徐々にコロナ禍から緩和されつつあり、4月2日から人数の制限はあるものイベント、アート、エンターテインメントの再開が許可されました。

 5日からはカジノ、映画館、ボーリング場、ビリヤードホール、ジム、フィットネスセンターの営業時間が今までの午後11時までが解除されました。しかし、飲食店は午後11時、ケータリングは午前0時と現行通りで、飲食業界には今も厳しい現状です。今月下旬に時間の見直しがされるようですので、月末には状況が良くなるといいと思います。

 ニューヨークには大小、各種、いろんな規模やテーマの美術館があります。そちらは再開しているものもあれば、未だ休館中もあります。ただ、再開していても今までのスケジュールではなく、多くの美術館は週末にかけてのみオープンしている美術館も多いようです。

 ↑写真のメトロポリタン美術館は世界最大級の美術館。コロナ禍以前は休みなしで世界からの来場者を迎えていました。しかし、今現在は火曜と水曜休みの週5日の開館です。以前のように自由に美術館に訪れることは不可で、事前にメトロポリタン美術館のホームーページで予約、チケット購入をしなければなりません。

 実はこれがとても面倒で、しかも人数制限がされているので、なかなか行きたい曜日と時間は予約ができないですし、美術館に行くのにわざわざ個人情報を入力するのも、なんだか気が進みません。

 コロナ禍で規制の多いニューヨークの美術館ですが、MoMAと呼ばれる近代美術館はその点、風通しがいいのです。私はアメリカ美術館協会のメンバーシップカードを持っているので、基本、全米の主要美術館にはそのカードで入館できるというありがたい恩恵を受けているのですが、コロナ以前では本当に楽でした。行きたいときにフラッと立ち寄れたのです。

 今は各美術館の予約サイトを見ても、予約の際には私のような美術館協会会員や、また大きな美術館ではコーポレート会員ということで、大手企業の社員たちは会社自体でメンバーになっているため、コーポレートメンバーカードで入館できたのですが、美術館のサイトには、『美術館の会員』のみの入力箇所しかないところが殆どで、コーポレートメンバー等の会員は足止めされている気分です。

 ↓は先述のMoMAと呼ばれる近代美術館ですが、こちらは美術館の会員も、その他のコーポレート会員やアメリカ美術館協会の会員は予約もなしで、会員証提示のみで制限なしで営業時間中は行けるのです。美術館は『近代』と名がつくだけあり、展示物も実に近代的。

 ただ、名前にある『近代美術』のエキセントリックなだけでなく、ゴッホ、ピカソ、モネ、マティス、シャガール、ダリや、日本人アーティストでは草間彌生、河原温作品も展示されています。

 美術館巡りの好きな人たちには実に面倒な状況ですが、こういう時だから仕方ないかもしれません。逆に行きにくい分だけ、その分知識を増やしてみるのもいいと思います。

 しっかり、勉強して知識をつけて美術館に行くと、同じ絵でも見方が違ってきます。人間に想像力は大切です。美術館に行っている気分で、しっかり、美術品や美術館の雑学を身に着けると、もっともっとアートに興味がもてるのではないでしょうか。不便を活用して、知識を増やすという考え方も悪くないと思いますよ。

 

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