波乱の2020年を振り返る

  by あおぞら  Tags :  

新型コロナウイルスの世界的な大流行の影響をニューヨークはモロに受けた。受けたというよりあまりにもニューヨークで感染者が多く出たこともあり、ニューヨークを離れる人が一気に増えてマンハッタンには珍しい空き家が増え、家賃が下がっているのである。

日本はアメリカやその他の先進国に比べ感染者は少ないが、感染者数は少なくても大変な打撃を受けている。旅行業界、飲食店、また企業も売り上げが落ちて社員の解雇が目立つ、これはアメリカも同じこと。

コロナ禍に於いても影響を受けずに、今まで通りの仕事をし、給与の減額もなく生活できている人たちもいる。それらの好運な人たちはさて置いて、困り切った人たちはどのように暮らしているのだろう?

例えばアメリカではコロナ禍で多くの人たちが解雇された。その人数は日本の比ではない。解雇された人たちは皆アメリカ国籍ではない。永住権を保持する外国人もいるだろうが、彼らはアメリカ人並みに扱われるので失業保険も受給できる。

ただ、もし、企業から就業ビサを発行されて働いている場合、一般的には『H-1B』と言う種類のビザが発行されているのだが、退職後60日以内に、新たな会社の働き口をみつけそこから申請をしなければならないという、極めて面倒な工程が必要になる。

アメリカ全体で解雇が増えている状況で、解雇された人が次の職を見つけるのは難しい。相当条件を落としての再就職になることが予想される。ただ、アメリカ人の場合はビサの問題は関係ないが、外国人の場合は就労ビザとセットで仕事探しをしなければならないので難易度は更に高い。

もし、就労ビザを発行してくれる企業が60日以内に見つからないと、アメリカに滞在することは不可となり出国しなくてはならない。法律はどの国に於いても容赦ない。

留学生たちも被害を被る。アメリカで働くことを夢見て学生生活を送っている人たちも多いだろう。順当に行けば大学を卒業して1年間の期限付きのビザで働き、運が良ければその企業から就労ビザを発行してもらいアメリカで職を得ることが出来る。ただ、このようなコロナ禍の状態では新卒の学生を受け入れられない状態である。留学生たちの身近な人生ビジョンも狂わされてしまう。

2020年はあと数日を残すばかり。まさか、このコロナ禍の打撃を世界中で受けるなどとは昨年の今頃誰も考えもしなかったであろう。

こんな世界でも地球は動いている。

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