タイに行ってきた友人や知人から必ずと言っていいほど聞くことがあるだろう。タイのお茶は「甘い」という話をだ。
日本でおなじみのコンビニエンスストアである『セブンイレブン』や『ファミリーマート』がタイにも進出していることから、ドリンクなどを買うために利用することが必ずあると思う。
そこでみつけた「OISHI」の文字が日本の企業のブランドだと思ったか、「おいしい」という意味だと思ったことはないだろうか? 日本で普通に売られているお茶と同じものだと思い、それを購入したという方はおられるだろうか? 記者は、「お茶」を探しに行ったときに、日本の普通のお茶がタイにも売られているものだと感心して買ってみたら、とても甘かったなんて後悔したことがある。記者もタイに初めて来たころには、同じ思いを何度となくしたことがあったため、甘くない日本の普通のお茶を探しまわった経験がある。
タイには『OISHI』というブランドがある。それはタイの企業である。
現在、BTS(ゆりかもめのようなスカイトレインを指す)に乗っていると、車内にあるモニターからコスプレした日本人女性が登場し、日本語で何か言っているのに気が付くだろう。よくみると、日本のアニメ『ワンピース』のキャラクターが紙パックにそれぞれ描かれているドリンクを宣伝している。そのCMはタイの企業である『OISHI』のドリンクのCMである。その企業は他におもしろい飲み物をだしている。『CHAKUZA(チャクザ)』というお茶のドリンクを紹介したい。3種類があるのだが、今回は2種類を購入して飲んでみた。
『CHAKUZA(チャクザ)』とは、ヤクザの書き間違えだと思うかもしれない。だが、調べてみると、お茶を意味する「チャー/ชา/CHA」 、日本の「ヤクザ/ยากูซ่า/YAKUZA」、ソーダを意味する「ダー/คา/daa」の造語で「チャクザ」という商標になっているようだ。味はブラックレモンティーの『ダーク(DARKU)』とハニーレモン緑茶ソーダの『ハチ(HACHI)』、そして緑茶ソーダの『オリジ(ORIGI)』の3種類が販売されている。
今回、『ダーク(DARKU)』と『ハチ(HACHI)』を飲んでみた。
どちらも、記者にとってはソーダーが若干強めであると感じられた。その影響なのだろうか? 甘さが控えめに感じられた。
それぞれの感想として、『ダーク(DARKU)』は紅茶のようだが、煎茶をソーダー割にした甘めの味がした。
『ハチ(HACHI)』は緑茶のさっぱり加減があり、ソーダーのともにレモンと蜂蜜の甘みをマッチさせていた。
残念ながら、緑茶ソーダの『オリジ(ORIGI)』は試さなかったが、緑茶をソーダーに割って、若干の甘みを加えたものだと思われる。
今回、参考にコカコーラ社のファンタも飲んでみたが、日本人にとっては比較すると甘みが強いと感じるかもしれない。それに比べると、『CHAKUZA(チャクザ)』は甘みを比較的甘みを抑えたものだと言っていいだろうと思う。
なお、日本と同じ甘くないお茶は、ちゃんと売られているので、ご心配なく。