日本も洋服、バッグ、台所用品、おもちゃ、家具等、綺麗な状態だけど、しかし、手放したい物はあると思います。洋服などはメルカリを使用するのも手ですね。
日本でも要らなくなった洋服を寄付する団体は多くあります。NPO、NGO、市民団体運営の組織は、寄付によりワクチン募金や、国内の障がい者支援、また海外に送ったり、それらの古着を販売し寄付するといういろんな形の寄付の形があります。
アメリカの寄付は実に身近で、救世軍(The Salvation Army)の寄付センターに持参して、寄付用の大型箱に寄付品を入れるだけでいいのです。救世軍はキリスト教(プロテスタント)の慈善団体で、年末に主要駅前で寄付活動の『社会鍋』でお馴染みの団体です。
グッドウィル(Goodwill)も同じように不用品を寄付できます。こちらも歴史が長く1915年にニューヨークのブルックリンで始まりました。こちらも不用品を販売し、障がい者やホームレスの方たちが職を求める際、働けるよう職業訓練の機会を提供したり、雇用サービスを行う非営利団体です。
共に全米の至る所にあります。だから、寄付がとても身近です。ニューヨークのマンハッタンには救世軍もグッドウィルも数多くあり、グッドウィルは週末も開いているので勤め人にとり寄付するのに大変便利です。
おもちゃや子供服は要らなくなったからと言って捨てるのは特に気が引けます。大事な物、でも、もう使わないものを寄付することでそれらを再度活かすことができます。
断捨離を実行すべく、このところ救世軍とグッドウィルに足しげく通い寄付をしています。綺麗な状態の寄付の品々を更にビニール袋に入れ、紙袋に入れて寄付しに行きます。
ゴミとして捨てるにはあまりにも心が辛い。ネットで売っても雀の涙ほどであれば、慈善団体で活かしてもらうのがモノたちにとっても嬉しいことでしょう。
重い紙袋を救世軍やグッドウィルに持参し、寄付した帰路の身軽さ!そして、ほんの少しだけいいことをした気分になれるのは、なかなかいいものです。
ノーベル賞受賞者でケニア出身の女性環境保護活動家であり政治家でもあったワンガリ・マータイさんが2005年に来日し感銘を受けた日本語「もったいない」は、実践することでモノも活かせるし、ゴミも少なくするし、何より優しさを感じ取ることが出来ます。
リッチな人が大金をポン!と寄付するのも素敵です。そして、小市民がコンディションの良い不用品を寄付するのも善行です。
誰かにとっての不用品が再利用されたり、その販売による利益で社会に小さくとも貢献しているって、ささやかだけど嬉しいことです。
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