本質を見抜く目を持つ人がいる。そして、その本質を言葉で表せる人がいる。幻冬舎を創業し代表取締役社長として同社を上場させた見城徹氏である。
過激発言もあるが、編集者として多くの作家と親交を深め、言葉のプロとしての氏の言葉は深い。
見城徹氏の言葉を知り、生活に取り入れ日々生きていけば、人として横道に逸れることはないと思う。
上辺だけの耳障りの良い言葉は人を育てない。生きている言葉には人間と同じく脈々と血が通っている。
人間は兎角失敗しがちだ。
しかし、本質を見る目を養う、本質に触れる、本質を軸にすると立ち直りも早く、失敗を糧にすることが出来る。
人間関係における本質は….
友情は無償であるというのは、悪しきロマンチシズムだ。何かを与えるにしても、与えられるにしても、一方的なら、たちまちそれは消えてしまうだろう。
「人脈」という言葉ほど嫌いなものはない。僕は「人脈を作ろう」と思ったことは一度もない。一方「癒着」というのは圧倒的努力をした者同士による、ギブ・アンド・テイクである。しかし、カードを1枚も持っていない人間が誰かと「癒着」することは不可能だ。
マナー、礼儀については…..
僕は、初対面の人が部屋に入ってくると、その人が、僕の半分程の年齢であっても、必ず立ち上がって挨拶をする。それは、僕が部屋に入って行った時、そこにいた人が座ったままだと、「この人は、僕と真剣に付き合う気がないな」と思ってしまうからだ。
かけた電話を、先に切るやつが信じられない。かかってきた電話で、「ガチャッ」という音が受話器から聞こえると、もうこの野郎とは、二度と口を利くものかという気になる。
仕事については…..
GNO(義理、人情、恩返し)を大切にしない人間は、何事もうまくいかない。小さなことにクヨクヨし、小さなGNOを死守するのだ。
仕事の面白さは、己のしてきた苦労に比例する。
もし、本を買う余裕がなければ見城徹氏のTwitter【圧倒的努力】見城徹の言葉を見るといい。
現代のことわざ辞典みたいな学びがある筈だ。
画面: from flickr
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