老若男女、アフリカのブルキナファソ、南アメリカのウルグアイ、バルト三国から、世界中のどこに住んでいる人々誰もが、当たり前だか新年を迎える。
2020年なんて凄い響き!20世紀のさなかには西暦が2000を超える違和感が仕方なかったが、今は1990年代が古く感じるくらいだ。
そして2020年は東京オリンピックを迎える。
日本はありがたい国だと思う。勤勉な国民性、財布を落としても戻る確率は高く、街にゴミが圧倒的に少ない。当たり前に思うことが、実は当たり前でないことに気づくのは日本を離れてから知る事実。
しかし、そのありがたい国において、残念な事件も多かった。特にあおり運転や、衝動的に人を殺したり、大人のいじめ、しかも教職に就く人が後輩の先生を複数でいじめるなど情けない限りのニュースが結構多かった。
そこでハタと考える、どうすれば人々が少しでも生きやすい世の中になるだろうか?と…..
ゲーテは戯曲『ファウスト』のセリフにこういう言葉を用いた。
辛抱し通す者が勝ちさ
事件が起きるのは瞬間の怒りの制御が出来ないからではないだろうか。その感情のコントロールが出来ないために大げさに言うと人生を棒に振る人たちが出てくる。
この感情コントロールは何も怒りだけに特定しているのではなく、ダイエットに関してもある意味感情コントロールだし、2019年は大物芸能人の逮捕で世間を驚かせた薬物に関しても、感情コントロールで断ち切るしかないと思う、決して生易しいことではないけれど….
今の世の中、令和時代に突入しても、人間の基本は変わらないのではないだろうか。
じっくり考えてみる、そしてゲーテの言葉の『辛抱し通す者が勝ちさ』の意味を考えてみる。
辛抱は字のごとく辛さを抱くのである。「いやぁ、そんなことやってられないよ~」って思うそこのキミ、そんなキミだからこそ辛抱を身に着けると人生が拓けてくると思うよ。
苦手に挑戦し、克服するのが人生の醍醐味。
なんでも辛抱し通してみよう。実は成功している人たち、人生うまくいっている人たちって、感情コントロールがしっかりできて、この辛抱する力を身に着けている人たちが多い。その辛抱する力が人間力をたかめるのだ。
大きな目標を立てて目標倒れになるよりも、小さなことを先ず実践してみよう!
2020年はゲーテのセリフの『辛抱し通す者が勝ちさ』を育ててみよう。
勝ち組という言葉に好感はもてないが、辛抱し通す者としての勝ち組が増える数に比例して、世の中は良くなっていくと思うのだ。
ゲーテのセリフは新しい年を良きものに導いてくれるはずだ。
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