4月に入り、新年号「令和」という文字を何度見たことだろう。
「令和」ブームもいったん落ち着きを見せたように思えたこの頃、「令和」に代わってよく目にするようになったのが「10連休」の文字だ。
「10連休」は一概に良いものとは言えない現実も多々あるが……この連休に向けて数ヵ月前から予定を組んでいた私としては正直楽しみのほうが大きい。ウッキウキでワックワクである。
さて、旅行となると気になるのが天気だ。
私はふと、近くでスマートフォンをいじっていた妹に連休中の天気を聞いてみた。
聞いてみた、というか、調べてもらいたかったのだ。手に持っているソレで。
「あー、うん」
気怠げな返事が私の耳に届いたのもつかの間、妹は手に持っていたスマートフォンに向かって語りだしたではないか。
「Hey Siri、ゴールデンウィークの天気を教えて」
私は衝撃を覚えた。おいおい、まじかよ。
現時点でAIスピーカーにもIoTにも縁がないと思っていた家庭内で音声検索が行われたのだ。
「何を今更」、と思う方も少なくないかもしれないが、なかなかに新鮮な光景だった。
いや、私も「Hey Siri」ってやったことあるぞ。なんなら「好きな人いる?」とか「どこから来たの?」とかこっそり聞いたこともある。あるけれども、他人が音声検索をしている姿を見る機会は存外少ない。いつの間にか当たり前になっていたことだからこそ、改めて認識した時の衝撃は大きい。
さて、連日「10連休」と同じようにニュースになっている言葉に「5G(第5世代移動通信システム)」というものがある。
要するに「今よりも早く通信ができる」システムのことだ。(※通信速度以外にも変化があります)
「5G」の導入により、今よりも「できること」が増えるようになるという。
中でも注目したいのが「AI(人工知能)」だ。
単なる「自動化」だけでなく、人間では数日、数ヵ月かかるような大量のデータの処理をものの数秒でこなせることから、現段階でも様々な分野・職種・業界で活用が広まっている。
ロボット、IoTなど、様々な技術と合わせることでその可能性は無限に広がる……のではないだろうか。
今回はそんな「AI(人工知能)」について、株式会社アドフレックス・コミュニケーションズが行った認識/イメージ調査の内容を紹介していこうと思う。
【調査概要】
AI(人工知能)にどんなことができるか「知っている人」はわずか18%! あなたの認識は合っている? 今更聞けないAI(人工知能)の認識/イメージ調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000016900.html集計期間:2019年3月29日~4月2日
調査方法:インターネット集計
調査対象:20代~60代の男女
調査人数:全国357名
「AI(人工知能)にどんなことができるか知っていますか?」という質問に対して「知っている」と答えたのは18%のみだった。もっとも割合が多かったのは「なんとなく知っている」で59%。
言葉としては浸透しているものの、「何ができるか」という具体的な部分の認知はまだそれほど広まっていないのかもしれない。
「AI(人工知能)に対してあなたはどんなイメージを持っていますか?」という質問には、83%が「ポジティブ」、17%が「ネガティブ」という結果になった。
「AI(人工知能)とは、ズバリどんなものだと思いますか?」という質問では全体の59%が「自分で学習するシステムのこと」、50%が「ロボットのこと」と回答。「仕事を効率化するツールやシステムのこと(19%)」、「便利な家電のこと(11%)」という回答が続いた。
少数ではあるが、「インターネットのこと(11%)」、「人工的に作られたクローンのこと(8%)」など、AI(人工知能)について誤った認識もあるようだ。
「AI(人工知能)が搭載されている製品、と聞いて思い浮かべるものはなんですか?」という質問で、最も回答が多かったのは「スマートフォン」。続く2位は「自動車」、3位は「Google Home」、「Amazon Echo
(Alexa)」といった「スピーカー」だった。
まだまだ未知な部分も多い「AI(人工知能)」だが、その技術進歩は確実に私達の生活に影響してくるだろう。
プライベートでも、ビジネスシーンでも、AI(人工知能)をうまく活用できるかが明暗を分ける……そんな日常が来るのもそう遠くないのかもしれない。
※「Siri」は米国およびその他の国で登録されているApple Inc.の商標または登録商標です。
※「Google Home」は、Google LLCの商標または登録商標です。
※「Amazon Echo(Alexa)」は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標または登録商標です。