日本人情緒の復活が日本人再生の鍵

  by あおぞら  Tags :  

 

日本に苦言を言いたくなるときは、特にいじめの卑怯さを思うとき。また警察官の不祥事も多すぎる。日本語ニュースの限られた放送時間で、流されるのはいじめと警察官の不祥事のニュースは哀しいかな常連のニュースである。

 

なぜ、どうして、ここまで日本は情けないことをしでかす人が多くなってきているのか。子供のいじめから五十路を超えた警察官の覚せい剤使用、昨日あたりは警察官が自宅に拳銃を隠し持っていて逮捕されたことも放送されていた。

 

警察は国民の犯罪を取り締まるのでなく、身内で犯罪を起こし、身内を取り押さえる。本末転倒も甚だしいが、こんな大人を見ている子供達にいじめをなくそうと言ってみても、どうかな?……と正直思う。

 

海外に生活する日本人は離れているからこそ、日本に心を向ける。日本を離れたくせして、その日本にいないからこそ気になる。そういう現状をご理解いただいて、私なりに今の日本の歪んだいじめや不正を考えてみると、日本の情緒を感じ入る感性が鈍っているのではないかと思う。

 

日本には元来素晴らしい伝統や芸術があった。浮世絵はゴッホやルノアールに大きな影響を与えた。黒澤明や小津安二郎は欧米の巨匠映画監督たちをを大きく刺激した。ケネディー大統領は江戸時代の米沢藩主、上杉鷹山を尊敬していた。上杉鷹山は知らなくとも「なせば成る 為さねば成らぬ何事も」の名言はご存知の方も多いと思う。

 

日本はあまりにも日本的なものを自ら放棄しているような気がする。後ろから見れば北欧の女性に思うような髪の色に、表に回ればバサバサと重そうなつけまつげ、美容整形の二重まぶた作りもお手軽になり、少女マンガのような大きな瞳に星が光るような女性が街を歩く。

 

その女性達は古典を読まないと思う、日本史を勉強しないと思う、お茶を点てられないと思う。その女性達は電車の中で平気で化粧する技術は持っていると思う、男達に媚びる心得があると思う、トイプードルには興味を示すけど雀には興味を示さないと思う。

 

いじめをする男子生徒達は、真面目であることがカッコ悪いと思っていると思う、勉強をしないと思う、根性がないと思う。その男子生徒達は、ゲームが好きであると思う、群れていないと行動できないと思う、精神がひね曲がっていると思う。

 

知らず知らずに自国の美徳を失ってきているようである。

 

早朝玄関掃除をする、畳の生活、寄席に行く、落語を聞く、近所の方々に挨拶をする、帽子をかぶった男子生徒は帽子を挨拶時には脱いで礼儀正しくおじきをする。これらをもし実行している男子学生がいたら、いじめに加担はしていないと思う。

 

夏の暑い日でも肌をモロダシにすることなく、涼しげな木綿のブラウスを爽やかに着こなし、姿勢正しく電車やバスにのり、座っているときにはきちんと脚を揃え、立っているときも凜とした空気も欲しい。こういう女性達が増えると、やたらめったら痴漢逮捕者も出さずに、少しは治安もよくなるような気がする。

 

日本には日本の良さがある。その良さの継承が日本人を育てていくと思う。日本人としてもう一度日本文化に触れてみることが、上からお仕着せの「いじめをなくそう」より、結果が出るような気がする。

 

画像: from flickr YAHOO!

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