土用の丑の日は牛を食うべし!「う」のつく食べ物なら犇屋のうし重に決まり

土用の丑の日と言えば鰻(うなぎ)。
ジュージューと油を焼けるかば焼きを乗せた、うな重。美味しいです。
夏のスタミナ食の定番料理ですね。

ウナギは美味しい。でもちょっと…

でもウナギ。絶滅危惧種に指定されています。漁獲高の減少に連れて価格はまさに鰻登り。
そこで思うのは、ウナギ好きだからこそ、しばらくウナギ休みませんか?ということ。
これからずっとウナギを食べないのじゃなくて、安定するまでウナギを休む。
そしてウナギが増えて価格も安定したら、また安くて美味しくウナギを食べる。というのはどうでしょう?

ウナギのピンチに大阪の肉屋さんが立ち上がった!

少し前までは、ちょっとした高級品だった鰻。
「夏バテっぽいからちょっと奮発して!」という感じで、うな重とか食べてました。

しかし今では、うな重はとっても贅沢な料理となっています。

その原因は、圧倒的な鰻の不漁。
ウナギの稚魚であるシラスウナギの2018年の漁獲高は前年の同時期に比べてたったの1%!
1%減じゃなくて1%に減少。つまり1/100しか獲れてないってことです。

つまり高いとか、そんな問題じゃなくなってるレベル。
実際にIUCN(国際自然保護連合)では絶滅危惧種に指定されています。

ウナギがいくら美味しくても絶滅させるわけにはいかないので、
うなぎの代用食も注目を浴びています。

そんな中、大阪のOCATに店舗を構える、
洋食レストランの犇屋(ひしめきや)が難題に挑戦しました。

大阪の犇屋に注目!

ウナギに比べると若干物足りなさを感じる商品も多い代用食ですが、
洋食レストランの手掛けるウナギの代用食…気になります。

本家ウナギに負けないくらい満足のいく商品となっているのでしょうか?

土用の丑の日なんだから牛を食うべし!

犇屋が今回提供するの商品は、土用のうし重。

うな重?
いいえ違います!うし重です。

原材料は、牛。
つまり、うな重の牛バージョン。
細切りにした国産牛を片栗粉で形を整えて焼き上げて、
甘辛のタレを絡めた様子は、かなりウナギ。

しかも、肉は海苔の上に乗せられていて、
海苔の持つパリッとした食感が、鰻の皮目の食感を再現する芸の細かさ。

ウナギは食べたい。でもちょっと…。
という人にこれ以上ない朗報となっています。

土用の丑の日にウナギはいつから?

さて。土用の丑の日と言えばウナギですが。
そもそもなぜ、土用の丑の日にウナギを食べるかというと、
実は一人の偉人のアイデアによるものです。

その偉人というのが、平賀源内。
江戸時代の天才ですが、友人の鰻屋さんがから、
「夏場になると鰻が売れなくなるから何とかしてほしい」と相談されたことに端を発します。

もともと土用の丑の日には、うりや梅干し、うどんなど、
「う」のつく疲労回復の効果の強いものを食べて良いとされていました。

これにヒントを得た平賀源内。
「本日は土用の丑の日、鰻食うべし」と看板を出したところ、
お店は大反響。
これは日本初の商品宣伝のコピーライティングと言われています。

もともと脂っこいので、夏場には敬遠されていたウナギは、
ビタミンB1とビタミンB2が豊富で、夏場の疲労回復に最適なスタミナ食材だったのです。
この商品広告は非常に強力な効果を生み、現在にまで残る食文化となりました。

牛を食べるのがシンプルな解答!

それを踏まえた上で。
土用の丑の日に「う」のつく疲労回復の効果ある食材?
そう。牛でも良いんです。丑の日だから牛。むしろとっても素直なくらい。
江戸時代には、牛は食べませんでしたが現在の食糧事情なら、
よりポピュラーな牛を食べればいいんです。

うし重食べてみた!

さて。犇屋土用のうし重。

お待ちかねの実食。

まず見た目は一般的な魚での代用食に比べると、かなりボリューミー。

食べてみると脂がジューシー。
ウナギかと言われると、ちょっと違いますが、とても美味しい甘辛ジューシーな丼。
しかも皮に見立てた海苔がパリッとしていて食感の変化が楽しく、
よりウナギっぽさを演出しています。

提供されたそのままの状態で食べていましたが、実は、うし重。
商品提供時に一緒に出てくるあるものを掛けると、さらにウナギっぽさがアップ。

粉山椒のウナギ力

それは、うな重のお供としてもお馴染みの粉山椒。
この粉山椒を掛けると、一気にうな重っぽくなります。

予備知識として、うし重が牛であると知っている状態で食べると、
ウナギでないことはわかりますが、知らずに食べると勘違する可能性もありそうな予感。

人気お肉屋さんの犇屋

うし重を販売している犇屋は鹿児島のブランド黒毛和牛の「のざき牛」を一頭買いして、
お店で精肉を行いリーズナブルな価格での希少部位の販売や、
切り落とし肉を加工したひき肉を使ったハンバーグなどを販売しているお店。

そういったこだわりのお肉屋さんならではの、こだわりの味なのです。

お店の隣には、精肉屋さんや、コロッケなどの加工品販売コーナーがあり、
夕方ともなると、近隣の人で賑わう人気店。

うし重は、こだりが詰まった商品で、価格は980円。
一般的なうな重に比べると、ググっと安価。

栄養面でもウナギを再現

しかも犇屋の土用のうし重。
ウナギの持つ疲労回復の栄養素まで再現。

米ぬかと豆腐の白和えやぬか漬け、ゴマたっぷりわかたまスープを付け合わせにすることで、
牛肉にはあまり含まれないビタミンB1とビタミンB2を追加。

見た目や味だけでなく、栄養価も鰻を再現され、夏のスタミナ食としてもバッチリ。

まとめ

現在、土用の丑の日にウナギがスーパーなどに多く並び、
廃棄も増えているのが現状。

こういった土用の丑の日に牛を食べる文化が根付いて、
ウナギの漁獲高が復活して土用の丑の日以外にも、気軽に食べられるようになって、
土用の丑の日の一極集中型の消費に変化がでれば良いですね。

店舗情報

店舗名:洋食レストラン 犇屋(ひしめきや)
住所:大阪府大阪市浪速区湊町1-4-1 OCAT 1F
電話番号:06-6537-9629
営業時間:ランチ 11:00~15:00
ディナー 15:00~21:00(L.O.20:00)

けいたろう

旅するグルメライターけいたろう。 主に京都と大阪を歩き回って旅とグルメの記事を書いてます。 ほかには関西の面白いイベントなどがあれば、 駆けつけてレポートも書きたいと考えております。

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