人生に響く『本田宗一郎』の言葉

  by あおぞら  Tags :  

世の中は厳しい。特に経済大国で暮らす人々は日々競争で心が休まらない。希望校や大学に晴れて入学して新生活を満喫する人もいれば、浪人生活を再度続けている人もいるだろう。また新卒学生でまだ就職が決まっていない人もいるだろう。リストラされて未だに仕事に恵まれない人もいるだろう。

その反面、この世の春を謳歌している人もいる。それはよかった….. 人生はやっぱり充実感と満足感に満ち満ちていればどれだけ幸せであろう。

ただ、人生に疲れていたり、思い通りにいかないことに意気消沈していたり、人に見放されたり、他人だけが幸せになっているような卑屈な気持ちなったりするのも、また人生。

バタ臭い、泥臭い、汗臭い体験から飾らない言葉で、人生を教えてくれる代表格は本田技研の創始者、本田宗一郎である。

天才とか聖人とかいう人を除けば、人間はみな似たりよったりの能力と、感情の持ち主である。これを悟らなければならないと思う。つまり、我も人なら彼も人なのである。

失敗が人間を成長させると、私は考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う。人間というものは、面白いものであり、不思議なものであり、必要のない人間というのはいないのである。

落ち込んでいた気持ちが少し上向きになる。

私はたえず喜びを求めながら生きている。そのための苦労には、精一杯に耐える努力を惜しまない。

私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れるごとに起きるところにある。

なんとなくやる気が出てくる。

人間、生をうけた以上どうせ死ぬのだから、やりたいことをやってざっくばらんに生き、しかるのち、諸々の欲に執着せずに枯れ、そして死んでいくべき、という考え方だ。

人間が進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことである。躊躇して立ち止まっては駄目である。なぜなら、そこにどんな障害があろうと、足を踏み込んで始めて知れるからだ。失敗はその一歩の踏み込みだと思う。前進の足踏みだと思う。

座っていた姿勢から、立ち上がり行動してみようと思ってみる。

人間の成長は自分自身と向き合うときだと思う。人に心の思いを語ってみても時に空しくなることもある。そういう時こそ、自分を励ますよい言葉を常備薬のように持っているといい。人は言葉により成長するものだと信じている。

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