ちょっと気にナルことがあるんです。このところ赤ちゃんの名前が読めないような名前であったり、或いはわけのわからないカタカナだったり、どうしてこんな名前にするかな?と思えるような名前が増えていっていることにです。
これは何も日本にだけ限ったことでなく、昨年の1月にローマ法王のベネディクト6世がシスティナ礼拝堂のミサで「最近”シエナ”や”スカーレット”の名前が流行っているようですが、伝統的なクリスチャンネームに戻すことを要求します」と説教をされたそうですが、欧米でも名前らしい名前でなく変わった名前が流行っていることへの警告だったと思います。
”シエナ”や”スカーレット”などはそう変わった名前には思いませんが、有名人の子供ではアップル、スリ、ヘブン、ブロンクス、ウイロー、そしてビヨンセの乳児はブルー・アイビーと言う今まで聞いたこともないような名前です。芸能人の子供達は不思議な名前をつけるのが大流行のようで、昨年のローマ法王のお言葉は耳に届いていないようです。
子供の名前をつけるのは親の自由で、特に欧米には漢字がないので横文字の名前を読めますが、日本の場合当て字で名づけなれた子供は将来名前を呼ばれる際に苦労すると思うのです。
それに外国でも通用するようにとアメリカ風の名前をつけるのも感心しません。アメリカ生まれの日本人の子供の方が逆に古風な名前が多く、さくら、桃子、心….といかにも日本人っぽくて素敵です。
AKB48 のメンバー達の名前が一般的な名前が多いことも「会いにいけるアイドル」にふさわしいかもしれません。敦子、優子、由紀、友美、智美、麻里子…..等など。
「子」は象形文字で赤ちゃんが両手を広げた姿と言われていますが、確かに頭の大きな赤ちゃんが手を広げているイメージが浮かびます。親たちは女の子が生まれたら〇〇子と言う名前をつけていたものです。わけのわからないカタカナの名前や判読しにくい当て字より、シンプルな名前の方が子供達にとっても長い一生でいいのではないかと思います。
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