偽ブランドは所詮『偽』である

  by あおぞら  Tags :  

ニューヨークの街を歩くとブランドバッグを持つ女性が多いです。東京もブランドバッグを持つ女性が多く、本物のバッグを大切に使っている姿勢が見えました。東京と比べてこちらニューヨークの場合はそれらのブランドバッグの中に多くの偽物があるのです。

私は何も偽ブランド鑑識官ではありませんが、偽ブランドを持つ人はだいたい見当がつくと思っています。これはブランド品を見る以前にその持ち主を見るからです。

例えば偽ブランドの本拠地であるチャイナタウンで、中国女性の持つブランドは鑑識するしない以前の問題で、見た目ですぐに偽物とわかる粗悪品を身につけています。チャイナタウンでも精巧な偽物を売る店もありますので、パッと見ただけではわからないものもあるでしょうから、それを持たれると判断しにくくなりますが、チャイナタウンのブランドはどうも怪しい…くらいに思っています。

偽ブランドがこれ程世間に浸透して、偽ブランドを買うか買わないかは個人の自由ですし、何も偽ブランドを持つ人を責めるつもりはありません。ただ、もし向上心のある人にだったら偽ブランドを持つことは「およしなさい」と一言いいたいですね。

理由ですか?それは「偽物だから」です。

イカサマという言葉がありますよね。あまりいい響きの言葉ではありません。イカサマの語源はイカの墨で借用書を書くと墨はやがて消えてゆき、イカ墨からイカサマになったと言われていますが、要するにインチキですよね。インチキは本物を育てないからなのです。

ルイ・ヴィトンは値段の割りにモノグラムの材質は皮ではなく、取っ手やショルダーの一部分を除いてはビニールです。ビニールとだけ言ってしまうとひとたまりもないので、正しく伝えるとキャンパス生地に塩化ビニールコーティングしたものです。それでもバッグは1000ドル近くします。それでも人が高いお金を出して、皮でもないビニールコーティングのバッグを買うのは、それが本物だからです。

本物を身につけることは学びが多いのです。日本の有名歌手がパリの高級店でバッグを買ったとき「このバッグを持って地下鉄に乗らないでくださいね」と店員に言われたことを話していたのを思い出します。分相応と言う言葉通りに高いものには高いものを持つ、扱う人の技量が必要なのです。

ですからブランド品を買おうと思ったら、直営店やデパートで買うことが望ましいのです。そこで高級品を扱うお店や店員の態度を学ぶのです。高級品を買うにあたり、身だしなみも、言葉遣いも気をつけなくてはいけません。質流れ商品やネットで安く買っちゃった!じゃ、本流じゃないのです。

華道、茶道、香道、とそれぞれに「道」がつきます。ブランドは『逸品』です。逸品は特に優れた品と言う意味です。造語で『ブラン道』と道をつけたくなります。逸品を扱う技量を身につけようと心がける人と、イカサマ商品を扱う人では、商品だけでなく所作も精神性も違ってくると思うのです。

本物でいるか、偽物でお茶を濁すか、もしくはブランドなど気にしないで自分らしくお洒落を楽しむか。人間十人十色です。

ただ、偽ブランドはイカサマだってことは思い出してくださいね。インチキはカッコ悪い。お洒落しようとしてインチキするのはカッコ悪すぎます。

画像:frickr from YAHOO!
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