食の祭典『Foodex Japan 2012』を取材しました
ガジェット好きな人は最新の食事にも興味があると感じます。しかし、食に関する情報はどの様に仕入れるのか? デジタルガジェットであれば『CEATEC』,『InterBEE』などのイベントが開催されていることは有名です。 でも、食に関するイベントもあります。 それは『Foodex』(フーデックス)と呼ばれるイベントで、食の祭典とも呼ばれています。 食品業界では知らない人はいないと言われるイベントです。 このイベントの取材を行いましたのでリポートにしました。
今年の流行は米粉!
パナソニックの『GOPAN』で火がついた米粉パンですが、米粉に関する色々な商品が発表されています。 その中で最も多いのが、パスタ代替の米粉製品です。 パスタには小麦が入っており、アレルギー体質の人が摂取できない事があります。 この場合に米粉のスパゲティであれば食べることが出来る可能性があります。以下の写真は米粉を使ったクレープをPRしています。
アレルギー以外の米粉の利点
米粉ベースの製品が普及すると国内の食品自給率が向上します。 例えばパスタベースのスパゲティの場合は小麦が必要であり、多くを輸入に頼っています。 一方、米粉ベースのスパゲティは国内の米が使えるので、輸入食材に頼ることが少なくなります。 米粉は健康やアレルギーについて注目されていますが、それ以上の利点をもたらします。
米粉普及の問題点
米粉のを作るには非常に難しい技術が必要です。『GOPAN』の開発が難しかった理由の1つとして、米を粉にするときに熱を加えるとパンのように膨らみません。 同様に業務用の機械でも熱を加えてしまうと、パンの原料として使えない米粉を作ってしまいます。 これを解決するために米粉に対応した製粉機がありますが、まだまだ大型で高価です。 安価なものもありますが処理能力が非常に低いです。
米粉以外の話題
もちろん、食の展示会なので他にもあります。 世界中の加工肉やハム、ワインなどのアルコール、お菓子などが展示されています。 もちろん、日本の新しい製品も並んでいるので国内の製品もチェックすることができます。 他の取材内容については以下のURLを確認して下さい。動画でインタビューをしています。
http://foodex.kink.jp/search/label/2012
写真
フルーツにチリ? ありえない組み合わせが意外な調味料『Tajin』(タヒン)です。
八丈島のブースではトビウオを使った料理を紹介。 生のトビウオを見ることが出来ました。
普段なら買ってからでないと味わえないリカー類も試飲可能です。この製品はカシスクリームです。
『社団法人米穀安定供給確保支援機構』では米粉を使った料理体験が行えました。 これはクレープを作った直後の写真です。