ニュースやインターネット上での書き込みを見ていると、様々な考え方の人たちがいる。極端な話や、その正反対の意見。一体どれが正しいのかわからない。しかし、彼らの文章を良く読んでみると、大体の傾向が見えてくる。
ここで彼らを分類してみよう。
右翼(ウヨク):個人より国を優先する考え方
左翼(サヨク):国より個人を優先する考え方
中道(チュウドウ):中間の考え方、もしくはバランス型
ネトウヨ:(おもに)インターネット上での右翼
パヨク:(おもに)インターネット上での左翼
反日(ハンニチ):個人または国を優先するかのように振る舞うが、日本を軽視する
自分と違う勢力に対し、これを”レッテル貼り”して使う人もいるが、実はここで挙げた分類自体には差別的な意味はない。例えば、左翼の人間が”ネトウヨ”を使っても、それ自体は”ネット右翼”のことで差別ではないし、”パヨク”は左翼自身がネット上で使用していたフレーズ(ガジェット通信ネット流行語大賞2015で銀賞)が元となっている。
・彼らの活動方針と実態は
右翼も左翼も日本人のことを考えて活動するのが基本だ。しかし、反日系団体は日本国民のためにならない活動も行う。例えば、右翼団体は街宣車で活動するが、反日右翼は大音量で軍歌を流してマイナスイメージを植えつけることに腐心する。税制が優遇されている政治団体の体裁を保つため、政治活動を行っていることをアピールしている、と見られるものもある。
左翼は報道に多い。反日左翼はデモ等で日本国旗を掲げず、騒音やゴミなど住民への迷惑も厭わない。最近では、住民や操縦者の命を軽視し、着陸前の機体の前面にレーザー光を照射して逮捕された事件が有名。反日系勢力と左翼は協力して活動することがある。
なお、愛国さを有する欧米の左翼と違い、日本のそれの多くが反日左翼であるように筆者の目には映る。
・無視できない報道の偏り
日本の報道の多く(特に政治部)は左派で占められており、プロパガンダも見られることには注意しなければならない。これは、戦後GHQ政策『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム』の名残りとも言われるが、外国でも左派プロパガンダはそれなりにあり、日本が特別というわけではない。ただし、インターネットが普及するまでは、日本人の多くはプロパガンダだと気づかずに接していたため、その傷跡が(特に外国人の認識)大きく尾をひいている。
実際、”戦犯(c)”に該当する民間人の大虐殺や数十万人の性奴隷化を日本が行ったと信じる外国人は多い。
・中道寄りの政策が必要
重要なのは、左翼にとっては中道が右に見え、右翼にとっては中道は左に見えるということ。このため、中道でもレッテル貼り論争に巻き込まれることがある。また、これにより、まるで中道がいないかのように錯覚されてしまう。そして、ネトウヨ・パヨクたちの過激な発言によって、中道派が政治から興味をなくしてしまうことで、中道は実際に減っており、投票率が下がる要因にもなっている。
物言わぬ中道派は選挙にも大きな影響を与える。日本の民主主義を守るためにも、中道に寄り添った政策の推進に期待したい。
※画像の引用:ガジェット通信
※参考
(ガジェット通信)『ガジェット通信ネット流行語大賞2015』決定! 金賞はW杯で勝利を導いた”五郎丸”に! 銀賞はもちろんあのワード
http://getnews.jp/archives/1278255
中道派によるウヨサヨの分類と実態
中道派ライター。「俺にも記事が書けるはず」と過信してホームページを初めてみたものの、1ヶ月で挫折。今は、「やはり50字程度が性に合う」と開き直り、主にツイッターで活動している。 たまに長文を書きたくなる。
ウェブサイト: http://kanchigai.wix.com/stop-kankoku
Twitter: Luk_Kanzaki