Gartnerによると、世界でインターネットに接続されたモノの台数は、2015年から30%増加し、2016年には、64億台になるという。 2015年11月10日
By Gartner
Gartnerは、世界でインターネットに接続されたモノ(「モノのインターネット(IoT)」の台数は、2015年から30%増加し、2016年には64億台になり、2020年には208億台に達すると予測している。
Gartnerは、2016年には、毎日、550万台の新たなモノが、インターネットに接続されるようになると見ている。
Gartnerは、モノのインターネット(IoT)は、2016年に、前年から22%増加し、235億ドルのトータルなサービスをサポートすると見積もっている。
サービスは、IoTシステムを設計、設置、運用するために、外部のプロバイダと契約する、専門家のカテゴリにより支配されるが、接続サービス(通信サービス・プロバイダを通した)と消費者サービスは、より速く成長するだろう。
Gartnerは、40億台のインターネットに接続されたモノは、2016年に、消費者のセクターにおいて使用され、2020年には、135億ドルに達すると見積もっている。
1)モノのインターネット(IoT)の、カテゴリごとの設置台数
(単位:100万台)
カテゴリ 2014年 2015年 2016年 2020年
消費者 2,277 3,023 4,024 13,509
ビジネス異業種交流 632 815 1,092 4,408
ビジネス垂直市場 898 1,065 1,276 2,880
総計 3,807 4,902 6,392 20,797
ソース:Gartner、2015年11月
ハードウェアへの支出の観点で、消費者アプリケーションは、2016年に、5460億ドルになる見込みである。
企業において、インターネットに接続されたモノへの支出は、2016年に、8680億ドルになることが期待されている。
2)モノのインターネット(IoT)のエンドポイントへの、カテゴリごとの支出
(単位:10億ドル)
カテゴリ 2014年 2015年 2016年 2020年
消費者 257 416 546 1,534
ビジネス異業種交流 115 155 201 566
ビジネス垂直市場 567 612 667 911
総計 939 1,183 1,414 3,010
ソース:Gartner、2015年11月
企業において、Gartnerは、インターネットに接続されたモノの、2つのクラスを考慮している。
IoTデバイスの最初のクラスは、ジェネリック、あるいは、複数の異業種間や特定の垂直市場向けに使用される、デバイスで構成される。
異業種間デバイスには、インターネットに接続された電球、暖房、換気、および、空調(HVAC:Heating、Ventilation、Air Conditioning)、および、コストを節約する目的で展開された、管理システムの構築などが含まれる。
IoTデバイスの2番目のクラスには、病院の手術階段教室で使用される装置、貨物船の追跡装置といった、特定の業界向けのデバイスが含まれる。
特定の分野で使用される、インターネットに接続されたモノ(IoTデバイス)は、現在、最大のカテゴリで、特定の業務で使用されているが、これには、ジェネリック・デバイスの使用が増えている。
2020年までに、異業種間デバイスは、企業で使用される、多くのインターネットに接続されたモノ(IoTデバイス)において、優位を占めるだろう。