成熟市場の消費者の17%が、今後12ヶ月間に、タブレットを購入する計画である。

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 Gartnerの調査によると、成熟市場の消費者の17%が、今後12ヶ月間に、タブレットを購入する計画であるという。 2015年11月5日

 Gartnerが、成熟市場の1万9000人の消費者を対象に実施した調査によると、成熟市場の消費者の17%が、今後12ヶ月間に、タブレットを購入する計画だという。

 この調査は、2015年5月と6月に、米国、英国、フランス、中国、ブラジル、および、インドの1万9000人の消費者を対象に、Gartnerにより実施された。

 タブレットの革新も、どちらかというと、ハードウェアではなく、アプリケーションの進化により促されている。

 Gartnerによると、タブレットのオペレーティング・システム(OS)は、無料でアップグレードできるので、殆どのアプリケーションは、第一世代のタブレットでも、第二世代のタブレットでも利用できるという。

 ユーザは、ハードウェアよりも、タブレットで利用できる、アプリケーションやコンテンツやクラウド・サービスに、より高い関心を持っている。

 ただし、アプリケーションやコンテンツやクラウド・サービスを利用する上で、システムやソフトウェアをアップグレードしても、ハードウェアの性能や機能により、制約を受けることもあるので、買い換えたいと思っているユーザも多い。

 このため、新たにタブレットを購入するユーザは、将来を見越して、ある程度、性能や機能の優れたタブレットを購入した方が、タブレットの寿命を長くできるので、経済的である。

 この調査により、成熟市場のユーザの5人に1人未満が、タブレットを購入するか、あるいは、買い換えることを計画していることが分かった。

 この調査によると、米国の家庭の66%以上が、タブレットを所有しており、米国の家庭の25%以上が、2台以上のタブレットを持っているという。

 ただし、タブレットから、ファブレットや、2-in-1コンバーティブルPCへ乗り換えるユーザも増え、成熟市場の家庭における、タブレットの浸透率が、40%以下に低下することも予想されている。

 新興市場の家庭へのタブレットの浸透率は、低く、低コストのタブレットが、利用されていた。

 新興市場では、タブレットが、携帯電話としてのスマートフォンを補完する必要があるので、電話として利用できない、あるいは、利用しにくい、タブレットよりも、ファブレットの方が人気がある。

 しかし、新興国では、Wi-Fi接続が、制限されており、セルラー接続できるタブレットは、画面のサイズが、5.5インチよりも大きな、エントリー・レベルのスマートフォンと同じぐらい高価である。

 新興国の家庭でのスマートフォンの需要は、自分たちのライフスタイルや好みに合わせ、画面サイズが、5~5.5インチのスマートフォンと、それ以上の画面サイズのファブレットに、分かれるだろう。

 スマートフォンを鞄に入れて持ち歩く、ユーザは、5.5インチの画面のスマートフォンを選択し、ポケットに入れて持ち歩く、ユーザは、5インチの画面のスマートフォンを選択しがちである。

 予算が限られている、ユーザは、ファブレットを、1台だけ所有しがちである。

 Gartnerによると、タブレットやスマートフォンを持っている、成熟市場の消費者の48%は、「必要に迫られるまで、買い換えたくない」と回答したという。

 消費者が、購入、あるいは、買い換えるときに、タブレットやスマートフォンを決定する判断の基準やプロセスは、より複雑で、難しくなっている。

 Gartnerによると、成熟市場の家庭の消費者に、「最も重要だと思う、コンピューティング・デバイスは何か?」を尋ねたところ、回答者の65%は、デスクトップPCが、回答者の46%は、標準的なラップトップPCが、最も重要だと思う、コンピューティング・デバイスであると回答したという。

 より詳細は、Gartnerの「Notebook, Tablets, Hybrids, Phablets ?Strategic Planners Need to Know What Devices Consumers Plan to Buy.」レポートを参照のこと。

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