日立が、ロボットを使用した、人工知能(AI)プログラムを開発し、展開していく。 2015年9月8日
By Jun Hongo、WSJ
日立は、先月、2本の腕を持つロボットが、千葉県にある倉庫で、商品をピックアップしている様子を紹介していた。
今回、日立は、ロボットが、ビッグデータの分析に基づいて、作業手順を最適化し、従業員に、指示を伝えることができるようにする、新たな人工知能(AI)プログラムを開発していると発表した。
日立のスポークスマンによると、この新たな人工知能(AI)プログラムで、膨大ばデータを分析し、倉庫で商品をピックアップして収集する、作業手順を最適化するために、ロボットを利用することにより、倉庫における従業員の作業効率を8%改善させることができたという。
この人工知能(AI)プログラムは、膨大な量のデータを分析し、ロボットが、人間の管理者が行うよりも、最適化された、より効果的な指示を作成し、倉庫の作業者に伝えられるようにすることを目的としている。
日立は、先月、倉庫で商品を探すといった、基本的な作業を、人間に換わり実施する、2本の腕を持つロボットを発表した。
今回の新たな人工知能(AI)プログラムは、従業員の作業効率を改善するために、ロボットが、膨大な量のデータを分析し、指定された商品を収集するための最短コースを計算したり、仕事の取り組みに、新たなアプローチを試みたり、過去の経験から判断する方法を分析したりできるようにし、倉庫の作業者に、最適な指示を伝えられるようにすることを目標にしている。
日立によると、同社の人工知能(AI)プログラムは、仕事への新たなアプローチの成果を、自動的に分析し、より良い結果を生み出すプロセスを選択し、次の仕事に適用できるようにしていくという。
日立は、ロボットを使用した、人工知能(AI)プログラムが、、膨大な量のデータを分析し、最も効果的な、最短ルートで、指定された商品を棚からピックアップし、配送場所まで運搬する作業を完了させるための、最適化された作業の指示を作成し、倉庫の作業者に、正確に伝えられることを実証するテストを実施している。
日立によると、ロボットを使用した、人工知能(AI)プログラムの成果を、正式に、市場に出す前に、数年間に渡り、このプログラムをさらにテストしていく計画であるという。