普段仕事する仕事場が会社の同僚が辞めてスペースがあいている。
オフィスの配置を変えたら机があまっている。
引っ越したりして並べてみたらパソコンが余分にある。
普段の仕事のときに
そんなときはないだろうか?
SHAREDESKとは (https://www.sharedesk.net/)
SHAREDESKとはビルオーナーやオフィスの空きスペース、空きデスク、会議室、ミーティングスペースをウェブサイトに登録して、facebookやlinkedin経由で利用希望者に貸し出す画期的なシステムである。たとえば東京と場所をするだけで20件ほどのコワーキングスペースが検索することができる。2012年にベータ版の運用が始まり、2013年7月に公式に運用が始まったばかりの新しいサービスである。すでに登録数は65か国、1500か所となっている。起業家はサンフランシスコをベースにするコンサルタントであったkia rahmani氏である。
(SHAREDESKから引用)
(SHAREDESKから引用)
ウェブサイト上で借りたい場所を検索すると上記のようにすぐ空いている場所やスケジュールが確認できる。現在では日本ではあまり知られていないので物件数が多くはないが、空いた部屋をホテルを貸すためのサイトであるAIRBNBが日本で普及し始めているのでこれから増えていくと考えられる。
登録の仕方は自分が貸したい部屋の特徴、住所、価格、スケジュールなどをウェブサイト経由指定する。契約が成立したあとにPAYPAL経由でマージン料を15%ほど取られたあと、自分の指定口座に振り込まれる仕組みである。
基本的にノマドワーカーや副業を行う人のワークプレイスとしてレンタルするものなので交通の便だけでなくWIFIなどのインターネット状況が整っていることや、飲食可能、喫煙可能な場所があるかどうかが予約されやすいオフィスの必要条件である。
(SHAREDESKから引用 サイト上でメッセージを行う。)
SHAREDESKの利用
高円寺の事務所の事例
今回はShare deskを実際に利用し、高円寺にある賃貸オフィスをリノベーションし、コワーキングスペースとして転用してみた。
コワーキングスペースとは事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。
空きオフィスをリノベーションして1室を設計事務所として使用して、入り口部分の1ROOMを打ち合わせや仕事以外の時間にコワーキングスペースとして貸し出している。空き時間のスケジュールの登録などはSHAREDESKで登録し、予約がきてからメッセージをやりとりし、お互いに合意すれば契約成立である。1日4000円と設定しているが15%ほど利用料が取られるので1日貸すと3400円の収益となる。
内装工事の概要
既存の46㎡ほどの空きオフィスを200万円ほどかけてリノベーションしている。実際にやった工事は床のブラウンカラーのフローリングや壁紙のホワイトクロスに張替えをした。また間仕切り壁を固定したものと、可動式のスネークパーティションで分けている。これにより自由度の高い空間構成ができるように設計施工を行った。施工期間は二週間ほどで内装工をやる大工の指導があれば簡単に工事可能である。クロスの張替えなどは指導があれば比較的容易なので自らセルフビルドしてみると面白いかもしれない。
(スネークパーティションと固定間仕切りにより空間に自由度を形成)
(室内のプラン。奥は設計事務所として機能し、もう一つの部屋を貸し出す
香月真大建築設計事務所提供)
これからのSHAREDESK
東京では登録が20件ほどとまだまだ認知度は少ないが
世界で14億にもなるというノマドワーカーを考えるとこれから普及していくサービスである。
今回はリノベーションした空間を事例にして紹介しているが既存の空いたスペースや空き部屋などもオフィス空間として貸すことが可能である。
日本でAIRBNBのようなムーブメントになりうる
これからが楽しみなレンタルオフィスサービスの一つである。
参考資料:
(内装工事前のオフィス ワンルームとして利用)
(内装工事中のオフィス)