GoogleのCBOのOmid Kordestani氏は、YouTubeのビデオ広告における、視聴率の向上と広告主の関心の両方に関連した、さまざまな統計データを紹介した。
Omid Kordestani氏によると、例えば、モバイル・ユーザは、YouTubeで、前年同期よりも、約50%長い、1日当り、平均40分間のビデオを見ており、さらに長くなっているという。
Googleは、まだ、2015年2Qにおける、YouTubeの広告の売上を公開していないが、Google Preferred(広告主が、YouTubeチャネルで、ビデオ広告を購入するのを支援する、販売イニシアティブ)で、3倍のビデオ広告の売上が、前年同期よりも、3倍増えると期待している。
Googleによると、トップ100の広告主による、ビデオ広告の購入で、2015年1Qにおける、YouTubeのビデオ広告の売上が、前年同期から、60%増加したという。
Google広告のクリックに対し、広告主が支払う、広告料金は、スリップし続けるが、モバイルの広告率は、改善されるだろう。
2015年1Qにおける、Google広告の平均CPC(クリック単価:ユーザの1回の広告クリックから得られる収益額)は、前年同期から、11%減少し、Googleサイトで16%減少した。
しかし、Googleによると、このトレンドを大きく促すのは、より多くの広告主が、検索広告よりも低い、CPC(クリック単価)の収益率で、YouTubeにおいて、ビデオ広告を掲載していることだという。
Googleは、デスクトップ検索広告と、モバイル検索広告の、CPC(クリック単価)間のギャップを埋めていくことに取り組んでいる。
例えば、Googleは、モバイル検索広告とともに、地域に密着した、ローカル検索広告にも、大きなビジネス機会を期待している。
Omid Kordestani氏は、Googleの検索広告の30%以上が、何種類かの位置データを組み込んでいるという事実を指摘した。
Googleは、モバイル・ユーザが、現在の場所や、ユーザの好みに依存した、適切な情報を、速く見つけ出すことを支援している。
新たな「購入ボタン」機能と共に、モバイル・ユーザが、適切な情報を、速く見つけ出すことを支援し、地元の小売業者に、極めて効果的な、地域に密着したローカル検索広告を販売することで、Googleは、モバイル広告の売上を伸ばしている。
Googleによると、2014年のクリスマス・シーズンに、ローカル検索広告の30%以上が、見込み顧客に参考にされ、モバイル広告の売上が増えたという。