今回『inateck』から『マジックポート』が搭載されたUSBハブを貰いました。何かマジック(魔法)なのだろうか? 見た目は普通なUSBハブにしか見えません。
謎の『M-Port』
良くハブを観察すると、M-Portと書かれたポートがあります。 他のポートには何も書いていないですが、わざわざ、ここにだけ書いてあるには意味がありそうです。 どのような「魔法」を見せてくれるのか楽しみです。 その前に、USBハブを普通にパソコンに接続をして下さい。
付属品として、両側がAポートのケーブルが付属します。 このケーブルをM-Portに接続します。 そして、もう一台のパソコンに反対側を接続します。
このような感じで、別のパソコンと接続します。 そうすると、内臓のドライバがインストールされ、両方のPCに通信用のソフトウェアがセットアップされます。 これで準備完了です。
で、何が魔法なの?
魔法というには大げさですが、この二台のPCを片側のパソコンのキーボードとマウスで操作できてしまいます。また、ファイルも二台のPC間でドラッグアンドドロップも出来るので便利です。 さらに、コピペもお互いのパソコンで可能です。
二台のパソコンは同一のネットワークに参加していなくても、接続可能です。 極端な話、ネットやLANに接続されていないPCでも接続可能です。 メーカーは「ドライバ不要、インストール不要」と言っていますが、正確にはドライバやソフトウェアは本ハブをUSBストレージとして認識したドライブ内に全て入っており、完全自動でインストールされる仕組みです。
手元に端末が無いので確認できていないですが、『Android』のOTG機能に対応している端末も接続できるとのことです。タブレット端末も自宅では操作しやすいマウスやキーボードで操作できるので楽だと思います。
何が接続できるの?
WindowsとMacは相互に接続可能です。Windows-Windows,Mac-Macの接続にも対応しています。AndroidはWindowsかMacからの接続のみ対応です。
出来る機能をまとめると
・片側の端末のマウスとキーボードで全てを操作可能
・クリップボードにコピーすると、片方のPCにもコピーされる
・ファイルを二台のPC間でドラッグアンドドロップできる
です。 二台のPCを操作していて、キーボードやマウスを間違えたということや、パソコンによってキーボードやマウスに手を移動するのは意外にストレスです。
応用例を考えてみました
このようなガジェットは本来手段ですが、面白そうなので目的なしに買ってしまう事が多いです。 だから、応用例を考えてみました。
・ネットに接続したくないパソコンを手軽に操作し、ファイルのやりとりをする。
ネットに接続されているPCにセキュリティソフトが入っていれば、感染の問題は無いと考えます。最近では組み込み機器でWindowsが使われることが多く、直接ネットに接続したくない場合でも安心です。
・ノートパソコンで使っているソフトを自宅でも快適に利用するばあい
ノートとデスクに同じソフトを入れておいて、ファイルを転送して作業する人も多いです。 この場合に本機を使うと、ノートパソコンだけにソフトをインストールして使うことが可能です。自宅作業のために高価なソフトを2ライセンス所有する必要もないし、データのやり取りやせっかくデスクで作業したファイルをノートに戻し忘れるという悲劇もありません。
・大量のノートパソコンをセットアップする人
業務で大量のノートパソコンをセットアップする人も安心です。 インストールするファイルをデスクトップPCに全て入れておき、操作は全てデスクトップのマウス、キーボードから可能です。
と、色々書いてみましたが、良く机に二台のPCを並べて、マウスやキーボードを持ち替えている意識がある人は導入してみたらと思います。二台のPCを持っている人にとってはストレスが減る魔法のグッズなのかもしれません。
inateck HB4009 マジックポートUSBハブ
http://www.inateck.com/jp/hb4009-4-port-usb-3-0-hub-km-switch-transfer-files-from-pc-to-pc//