こんにちは、タイ語研究家のジョナサンです。今回から、タイ王国の魅力を伝えていきたいと思っています。タイは日本人観光客のリピート率が多い国として知られ、経済的にも日本と密接な関係があります。そんなタイの街角の風景を、文化的背景やタイ語の解説などを交えながらレポートしていきたいと思ってます。
写真は、バンコク近郊の、グレット島(เกาะเกร็ด)という島にある無人レストランです。ここは島と言っても、川にある大きな中洲のようなものです。ガイドブックなどにはクレット島という書き方が多いようですが、タイではコ・グレット(เกาะ:コは島の意味)と呼んでいます。この島は、バンコクから船でチャオプラヤー川を小一時間上流へ向かったところにあり、日帰りの観光地になっています。
この島は、焼き物を作っている工房があったり、お寺があったりして、のんびりとした雰囲気がただよいます。写真はこの島の植物園の中にあった無人のレストランです。古い船をテーブルに使って、グリーンカレー・野菜炒め・チャーハン・サラダ・お菓子・デザートなどが並んでいます。募金箱のようなものに25バーツ(1バーツは約3円)を入れて、好きな物を勝手に食べるというスタイルでしたが、私が見たところ一人も食べてませんでした。面白いところは、箱の前の黄色い看板に書いてある「อิ่มละ 25 บาท」というフレーズですね。直訳すると「おなか一杯で25バーツ」というところでしょうか。次回はここでがっちり食べてみようかと思ってます。衛生的かどうかは定かではないですが。
今回のタイ語フレーズ:
箱の上の文字 / บำรุงค่าอาหาร:食事代(を提供する)
黄色い看板 1行目 / เชิญทานอาหาร:どうぞお召し上がりください
黄色い看板 2行目 / อิ่มละ 25 บาท:満腹ごとに25バーツ
*写真はすべて筆者がタイ・クレット島にて撮影