【パ・リーグCS】激闘を戦った選手たちの”絆(きずな)” 試合以外のところであった感動のドラマ

  by OVO48  Tags :  

昨日行われたクライマックスシリーズ第六戦。私はホークスファンなのでホークスの応援をしていました。しかし、今回のシリーズは試合の内容もさる事ながら、試合以外のところでも色々なドラマがあったシリーズでした。

私が今回印象に残ったのは選手や選手を支える方たちの”絆(きずな)”についてです。

まず最初に中4日で7回を零封した大隣の力投からの”絆(きずな)”
黄色靱帯骨化症という難病から復帰した背景には、大隣の奥様の支えが一番大きかったのではないかと思います。
昨日のテレビ中継では奥様の姿が度々映っていましたが、大隣が投げている姿をじっと見つめていました。「もし打たれたらどうしよう・・・」ということを考えてしまうと目を背けたくなってしまうところですが、結果はどうあれ「夫は自分の投球が必ずできる」と信じているからこそ現地でしっかり見届けられたのだと思います。

そしてもう一つの”絆(きずな)”として印象に残ったのが秋山監督の勝利監督インタビューの場面です。
秋山監督が今シーズン限りで監督を辞任するということは報道の方が先に発表してしまいましたが、その報道によってホークスの選手たちは「秋山監督を必ず日本一にする!」という気持ちが強くなったことは間違いないと思います。
そういった気持ちは秋山監督にももちろん伝わっているので、勝利監督インタビューの内容は”選手たちへの感謝の気持ち”がほとんどでした。その中でも大隣への感謝の気持ちは自らの言葉だけでは表現できなかったようで、インタビューの途中から「(大隣を)呼びましょうか?」と言って大隣を呼び寄せ、通常では考えられない”監督と選手”が同じお立ち台に上がってインタビューが実現することになりました。私はこのインタビューを見たときに秋山監督の人柄の素晴らしさをあらためて感じ、インタビューを聞きながら「私はホークスのことが好きで本当に良かった」と心から思い一人涙を流していました。

それと最後にホークスとファイターズの選手たちとの”絆(きずな)”です。
ホークスがクライマックスシリーズの優勝を決め秋山監督の胴上げが行われたあとに、松田選手などがファイターズナインに駆け寄り、今シーズンで引退する稲葉選手と金子選手の胴上げが行われました。

稲葉選手にとっては今回の試合が現役最後の試合となりました。最後に立った打席は今回の激戦の最終回、そして代打の神様としての登場。サファテ投手の直球をフルスイングするも最後はキャッチャーフライという結果で終えることになりました。しかしファイターズナインは稲葉選手を日本シリーズまで連れて行くことを諦めていませんでした。稲葉選手がアウトになった後からは粘りの野球でホームランが出れば同点というところまでホークスを追い詰めました。ホークスナインも必死に守り、死力を尽くしホークスの優勝が決まりました。

ホークスが勝ったということは私にとってとても嬉しいことですが、試合後に行われた秋山監督の胴上げ、そして稲葉選手、金子選手の胴上げという選手同士にしか分からない”絆(きずな)”を見ることができたのは、プロ野球ファンとしてとても幸せなことだと感じました。

今回行われたクライマックスシリーズの激闘は試合内容の良さだけでなく、選手たちの絆(きずな)、そして心の暖かさを感じることができたとても貴重なゲームだったと思いました。

やっぱりプロ野球は本当に素晴らしいですね!日本シリーズはどんなドラマが待っているのか・・・たくさんの感動に期待したいと思います。

※写真は現地で応援をしていたホークスファンの方から提供していただきました

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