夏限定の飲み物というわけではないけれど、夏に飲みたくなるのが『カルピス』。昔懐かしの『カルピス』から、『カルピスウォーター』、『カルピスソーダ』まで、いろいろな種類の『カルピス』があるのは皆様ご存知の通り。そんな中、今年発売され、コンビニの棚に並んでいる新しい『カルピス』をご存じでしょうか。それは、『濃いめのカルピス』。
これまでとは一線を画したネーミング 『濃いめのカルピス』
「濃いめ」って……と、思わず目に留まるそのネーミング。「なんて感覚的な基準を設定してきたんだ『カルピス』……」そう思わずにはいられない。
ただ、確かに、これはなぜだか飲みたくなるネーミング。それは何故……!? きっとすべての人が一度は感じが事があるからではないでしょうか。
「この『カルピス』……やけに……薄いな……」 (居酒屋でありがち)
「このカルピス……ちょっと……濃いな……」 (お友達の家で出してもらえたりする、ちょっと贅沢な気持ちになるやつです)
そう。誰しもいろんな濃さ・薄さの『カルピス』を経験してきているはずなのです。
一人一人の『カルピス』の味は千差万別。そんな『カルピス』体験があることを、百も承知の“公式”が出してきたのが『濃いめのカルピス』。
「どんだけ濃いのよ」と思わずにはいられなかったわけです。
で、買って飲んでみたわけです。
まず最初の結論ですが、『濃いめのカルピス』はやっぱり、めっちゃ美味しいんですね。しっかり『カルピス』の味がする、美味しい『カルピス』。確かに濃い。誰が飲んでも、これを「薄い」とは言わないんじゃないかと思います。
話はここで終わりません。美味しかったゆえに、気になってしまいました。
「この濃いめって、どれだけ濃いの?」ということです。
「濃いめ」を厳密に知りたくなる
そこで買ってきました、『カルピス』の原液。さぁ、さっそく実験です。濃いめのカルピスってどれくらい濃いんでしょう。
ここで、そもそもですが、皆さん『カルピス』原液はどれくらい薄めて飲むかご存知ですか? なんとなく、という人もたくさんいると思いますが、改めて確認すると、ちゃーんと書いてあります。
公式のおすすめは4~5倍なんですね。なるほど、ということで、今回は厳密に行きたいと思います。
100mlのカルピスを5倍希釈と4倍希釈で作ってみました。感覚的に言えば、5倍希釈=薄め、 4倍希釈=濃いめ ですね。
さぁ、『カルピス』原液がこれまで提案してきた飲み方と比べて、『濃いめのカルピス』はどうなっているのか!?
結果発表です。
濃いめ>4倍希釈>5倍希釈
はい。何となくそんな気はしていましたが、やっぱり『濃いめ』は4倍希釈より濃い! 見た目からして濃そうですが、実際飲んでみても、やっぱり『濃いめ』はまだまだ濃いです。
さらなる濃さへ挑戦する
それならば、ということで、さらに挑戦してみました。
3倍希釈、そして、2倍……はさすがに濃すぎるだろう、ということで2.5倍希釈の2種類。
そして結果は……。
2.5倍希釈>3倍希釈>濃いめ
はい、これはちょっとやりすぎでした。
2.5倍希釈はどんなに「自分は濃い『カルピス』が大好きだっ!」という方にもお勧めいたしません。
そうか、ということは……!?
たどり着いた結果がこちら。
濃いめ≒3.5倍希釈
『カルピス』原液を3.5倍に希釈すると、両方の“カルピス感”がぴったりくるんですね。
見た目では、実際の『濃いめのカルピス』と原液から作った『カルピス』とはちょっと透明感が違います。そして、細かくいうと、味は全く同じにはなりません。
『濃いめのカルピス』には“宮古島の雪塩”も入っているからのようです。
とはいえ、なんとなくこんなにおいしい『濃いめのカルピス』は、大体原液を3.5倍希釈でたどり着ける!
ということを覚えておくと、いつか役に立つかもしれません!
執筆:star777