アカデミー賞の授賞式会場で、インタビューを受けている最中にウィル・スミスのとった何気ない行動が、海外の掲示板で高く評価されています。
それは、自分を取り囲んでいるカメラマンの中に、20年以上も前に一緒に仕事をしたことのある顔を見つけ、声を掛けたことでした。
妻のジェイダ・ピンケット=スミスと共にインタビューを受けている最中、ウィル・スミスが流れを無視して何かを叫びました。「誰に向かって叫んでいたの?」と尋ねるインタビュアーに、「あのカメラマン、アランって言うんだよ! 『ザ・フレッシュ・プリンス』の時のカメラマンだったんだ。彼がまだ仕事を続けてるなんて信じられないよ!」と興奮気味に答えるウィル・スミス。
『ザ・フレッシュ・プリンス』とは、ウィル・スミスが俳優デビュー以前に、ラッパーとして活動していた時代に名乗っていた芸名です。
20年以上も前にお世話になった人のことをちゃんと覚えていたウィル・スミスと、名前と顔を覚えられていたこのアランというカメラマンについて、海外の掲示板では「よく名前を覚えていたものだ」「うらやましい」と反応しています。
・音響技師として言うが、タレントに名前を覚えられることは有能の証
・俺は証明と音響をやっていたが、マジでそう思う
・多分アランも同じこと考えてたよ
・「『ザ・フレッシュ・プリンス』のウィル・スミスじゃないか! まだやってるなんて信じられないよ!」
・『ザ・フレッシュ・プリンス』が世に出たのって24年も前だぜ(※正しくは27年前)
・ウィル・スミスは素晴らしいよな
・いいやつだな、ウィル
・私の友人のスタントマンが「ウィル・スミスは今まで会った中で最高のセレブだ」って言ってた
・逆に「ヘボだったからまだやってるとは思わなかった」の意味とは考えられないか?
・『アフター・アース』が酷評された後じゃそんな気取ってられないだろ
筆者も、芸能人の囲み取材やテレビ番組などの収録現場に何度かお邪魔したことがありますが、“大物”と言われる芸能人ほど、マスコミ関係者の顔を覚えていて挨拶を欠かさないものです。また、表で“毒舌キャラ”を出している人ほど裏では腰が低く、フォローも非常に上手くて感心します。本当にただの嫌なヤツだったら、メディアも見放しちゃいますからね。たぶんウィル・スミスも、演技だけでなく、こういった人付き合いも上手だからこそ大物俳優としてやっていけているのではないでしょうか。それにしても、ウィル・スミスにいじられたこのカメラマンは本当にうらやましいですね。
画像:imgur.comより引用
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