ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく [単行本(ソフトカバー)]
堀江 貴文
ダイヤモンド社
2013-11-01
なぜ、僕たちは働くのでしょうか?
そう問われると、即答できる方ってあまりいらっしゃらないかもしれません。(僕もそうです。。)今日は、この問いに関してヒントを貰えるかもしれない「ホリエモン」こと堀江貴文さん著の「ゼロ」のご紹介。本書から堀江さんって、天才肌の起業家のイメージがありましたが、相当な努力家であることが分かりました。タイトルである「ゼロ」は逮捕されて全てを失い、何もない自分だけど、またゼロからスタートし、小さなイチを足していくということから生まれたようです。
ここでは、本書の中でも、特に印象に残った言葉をピックアップさせて頂きました。
僕の独断と偏見で恐縮ですが。。
ちょっと働くことに疲れちゃった、みたいな人は明日からまた働く勇気を貰うこと間違いなしです!
あなたが仕事や人生に怖気づく理由
・たとえばビジネスでも、転職したいとか、社内で新規事業を起こしたいとか、起業したいといった希望を持ちながらも、なかなか行動に移せない人がいる。
・そういう人は、僕が女の子にキョドっていたように、仕事や人生に怖気づいているのだ。仕事にキョドり、人生にキョドっているのだ。
・これはひとえに経験の問題なのである。
・なにかを待つのではなく、自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意思で一歩前に踏み出すこと。経験とは、経過した時間ではなく、自らが踏み出した歩数によってカウントされていくのである。
挑戦を支える「ノリのよさ」
・あらゆる人の一生とは、こうした小さな選択の積み重ねによって決まってくるのだと思っている。(ホリエモンが学生時代、友人にヒッチハイクに誘われて、すぐに行動に移し、その経験が今も活きているという本書内の話を受けて)
・たとえばの話、この本を読んで「よし、自分もヒッチハイクをやってみよう!」と思える人、行動に移せる人は、その後の人生でも多くのチャンスを掴むことができるだろう。一方、「さすがにヒッチハイクなんて・・・」と思ってしまう人は、目の前に流れるチャンスを掴めないまま、凡庸な人生が待っているのかもしれない。
あなたは何のために働くのか
・あなたはいま、働くことを「なにかを我慢すること」だと思っていないだろうか?
・そして給料のことを「我慢と引き換えに受け取る対価だと思っていないだろうか?
・もしそうだとしたら、人生はねずみ色だ。
人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつだ。そこを我慢の時間にしてしまうのは、どう考えても間違っている。
お金から自由になる働き方
・多くのビジネスマンは、自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。
・「お金」(給料)とは、『もらうもの』ではなく、『稼ぐもの』である。」
・積極的に稼いでいくに、自分は時間以外のなにを提供できるのか、もっと真剣に考えなければならない。
・これからの時代、時間以外に提供可能なリソースを持っていない人、給料を漠然と「もらう」だけの人は、ほどなく淘汰されていく。
あなたも必ず起業できる
・この国で働く人のうち「15人に1人が経営者」
やりたいことは全部やれ
・ストイックにひとつの道を極める必要なんてない。やりたいことは全部やる。節操がないとか一貫性がないとか批判されようと、全部やりきる。僕はそうして生きてきた。
・人は「ここでいいや」と満足してしまった瞬間、思考停止に突入してしまうのだ。
・思考を停止した人は、一気にオヤジ化してしまう。
・僕らは、自らの生を充実させる為に働くのだ。
あなたはほんとうに「自立」できているか
・精神的に親から自立して、物理的、そして経済的にも自立すること。この一歩を踏み出したとき、人はようやく「自分の頭」で物事考えられるようになる。
・もし親孝行という言葉が存在するのなら、それは、一人前の大人として自立することだ。
働くことは自由へのパスポート
・責任が発生しないうちは、ほんとうの意味での自由も得られないのだ。
・自由と責任は、必ずセットになっている。責任を自分で背負うからこそ、自由でいられるのだ。
他にも、今まであまり語られてこなかった堀江さんの家族のことや、これからのことについても語られています。
働き盛りの30代のほとんどを裁判や服役によって費やし、働くことができなかった堀江さんの言葉には説得力があり、心を動かされました。
みなさんの働くことについて考える、良いきっかけになればと思います!
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく [単行本(ソフトカバー)]
堀江 貴文
ダイヤモンド社
2013-11-01