11年目は“やきものの聖地”伊万里・有田へ広がる『ロマンシング佐賀』は「ファンと一緒につくり上げた冒険」

スクウェア・エニックスのサガシリーズと佐賀県がコラボレーションした「ロマンシング佐賀」が11年目を迎え、2025年10月25日~2026年3月22日まで『ロマンシング佐賀2025』が開催中です。

ロマンシング佐賀2025 | トレイラー(YouTube)
https://youtu.be/yFTO98Q0EDY

伊万里・有田が新リージョンに

ロマンシング佐賀2025では、伊万里と有田という“やきものの聖地”が新リージョンとなっています。

伊万里には、JR伊万里駅前に『ロマンシング サガ リ・ユニバース』のキャラが描かれた有田焼陶板と『サガ エメラルド ビヨンド』の御堂綱紀が描かれたマンホールが設置され、有田には、JR有田駅前に『サガ スカーレット グレイス』のキャラが描かれた有田焼陶板、泉山弁財天神社境内には『ロマンシング サ・ガ3』のサラが描かれたマンホールが設置されています。

さらに、伊万里市ではサガシリーズの「はにわ」を形どった湯呑みに下絵付けを行う「はにわ湯呑み絵付け」を、有田町ではサガシリーズのキャラクターなどのドット絵を自由に配置して楽しむ「ロマ佐賀貼り絵付け」をそれぞれ開催しています。

他にも伊万里・有田の人気店と連携したコラボメニュー、温泉地で開催しているSaGa風呂通、Bリーグ「佐賀バルーナーズ」とのコラボ、オリジナルグッズ、ロマ佐賀ツアー2025、ふるさと納税ロマ佐賀コラボなども展開しています。

ロマンシング佐賀プロジェクトを担当している佐賀県 政策部 企画主幹の島松宗一郎さんに『ロマンシング佐賀2025』の見どころを聞いたところ次のような答えが返ってきました。

「今年は鍋島焼開窯350年を迎える伊万里と、400年以上の歴史を誇る有田という日本を代表する”やきものの聖地”を舞台に冒険が拡大します。具体的には、はにわ湯呑みの絵付け体験(伊万里)、ロマ佐賀貼り絵付け体験(有田)という、それぞれ趣向の異なる2種類の絵付け体験が楽しめます。完成品は焼成後、ご自宅へ直送されるため、旅の思い出とともに”世界に一つだけのロマ佐賀やきもの”を持ち帰ることができます。

また、サガシリーズクリエイター倉持諭氏の描き下ろしイラストや小林智美氏のイラストが飾られた、高さ約1.5メートル、陶板部分の大きさ約60センチ×90センチの有田焼陶板モニュメントを設置しました。

さらに県内の入浴施設を巡るSaGa風呂通や、新設マンホール、特産品・器を使ったグルメなど、佐賀の伝統とサガの世界観を融合させた多彩なイベントが展開されています。

11年目となる今回は、”歴史と文化が織りなすステージで新たな閃きを”をテーマに、唯一無二の冒険をじっくり、たっぷりと楽しめる内容となっています」

ファンと一緒につくり上げた冒険

ロマンシング佐賀が10年以上継続している理由については次のように語ってくれました。

「10年以上継続している理由は、第一に、双方にとってのWin-Winの関係性です。佐賀県にとっては情報発信と関係人口の創出につながり、サガシリーズにとってはファンとの新たな接点とシリーズの活性化につながっています。

第二に、ファンと地域を大切にする姿勢です。10周年企画展では”冒険者たちの軌跡”として参加者の写真を展示するなど、ファンとともにプロジェクトを作り上げてきました。スクウェア・エニックスのサガシリーズプロデューサー市川雅統氏も”ロマ佐賀はファンと一緒につくり上げた冒険”と語っています。

第三に、毎年進化し続ける企画です。マンホール、有田焼陶板、ラッピング列車、SaGa風呂通など、毎年新しいコンテンツを追加し、リージョン(エリア)も段階的に拡大してきました。2025年は伊万里・有田という”やきものの聖地”を新リージョンとして追加しています。

そして何より、佐賀県とスクウェア・エニックスの本気の取り組みがあります。単なる一過性のコラボではなく、長い間手を取り合いながら成長し、より強く末長い関係を築いてきた結果が、この10年という継続につながっていると捉えています」

サガシリーズのファンばかりがロマンシング佐賀目的で佐賀県を訪れるのかと思いきや「有田焼や鍋島焼に興味のあるやきもの愛好家の方々、温泉・グルメファン、家族連れ、地域コラボ事例に興味のある方々にもご注目いただいています」とのことです。

ロマ佐賀ツアー2025の詳細など各イベント内容については下記サイトでご確認ください。

ロマンシング佐賀攻略wiki
https://romasaga.info/topics_2025_01[リンク]

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※画像提供:佐賀県

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