来年2月に公開予定のリメイク版『ロボコップ』。その予告編動画がついに公開された。
この作品は、1987年に公開されたポール・バーホーベン監督によるSFアクション映画『ロボコップ』のリメイク版。舞台は2028年のデトロイト市。警察は多発する都市犯罪に対抗するため、巨大コングロマリット企業・オムニ社が提唱する警官のサイボーグ化案を採用。車に仕掛けられた爆弾によって瀕死の重傷を負ったアレックス・マーフィー巡査が素体として選ばれ、最新技術によってサイボーグ刑事『ロボコップ』としてよみがえる――
リメイク版では『エリート・スクワッド』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したジョゼ・パジーリャが監督し、テレビドラマ『THE KILLING ~闇に眠る美少女』で刑事を演じているヨエル・キナマンを主役に抜擢。サミュエル・L・ジャクソンら豪華俳優陣が脇を固める。
「ROBOCOP – Official Trailer (2014) [HQ]」『Youtube』
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=INmtQXUXez8
この予告編を見る限り、オリジナル版との目立った違いがいくつかあることがわかる。
・右腕は生身のまま
・最初からアレックス・マーフィーとしての記憶が残っているらしい
・動きがロボットパントマイム風ではなく俊敏に
・装甲はシルバーから黒に
・武器がオート9じゃなくなった
・専用バイクに乗るようになった
一番気になるのはロボコップの挙動。当時の小学生がみんな真似をした「ウィーン、ガシャ」という感じのいかにもロボットらしい動きから、普通のアクションヒーローっぽい動きに一新。このように動作が洗練されたのには、舞台設定が2010年から2028年になったことも影響しているのだろうか。当時の社会風刺やポール・バーホーベン監督らしい毒を交えたシナリオ・演出が絶賛され、低予算ながら大ヒットを記録したオリジナル版に比べ、このリメイク版はかなりの予算(120億円)をかけて最新CGをバリバリ駆使したSF映画となりそうだ。
画像:公式トレイラー(Youtube)より