
「Niantic(ナイアンティック)」がゲーム事業を売却するというニュースが発表されました。
対象となるゲームタイトルは『ポケモンGO』『ピクミンブルーム』『モンスターハンターNow』の3作品となり、今後の運営は「Scopely(スコープリー)」という米国のゲーム会社が引き継ぐことになるそうです。
どのタイトルも位置情報ゲームとしては圧倒的なユーザー数を有しているので、運営会社が変わることで「ゲームは続くのか?」「イベントはどうなるのか?」と不安に思うプレイヤーも非常に多いのではないでしょうか。
そこで、公式発表をもとにプレイヤー目線で重要なポイントを整理しました。
“サ終”やイベントの廃止の心配は?
運営会社が変わることで最も気になるのは、ゲーム自体がどうなるのかという点。
結論からお伝えすると、今のところ『ポケモンGO』『ピクミンブルーム』『モンスターハンターNow』のサービスは継続されると明言されています。
そして、『Ingress(イングレス)』や『Peridot(ペリドット)』は新たに立ち上げられた「Niantic Spatial」が運営するとのこと。
これらのタイトルはナイアンティック本体が引き続き手掛けるため、実質的には今まで通りの運営となりそうです。
当面は各タイトルのゲームシステムに大きな変更が入る可能性も低く、ブログの内容からして定期的に開催されていたゲーム内&リアルイベントは引き続き開催される可能性が高いです。
しかし、スコープリーはユーザーのプレイデータを活かした運営に定評がある企業となるため、運営方針によっては収益モデル(つまり課金要素)やイベントの形が変わる可能性はあります。例えば、
・課金要素の変化(今までにないセールボックスや全く新しいスタイルのチケットの販売など)
・データ分析を活かした新たなイベント設計
・ゲーム内報酬やバランスの見直し
などは、可能性として十分に考えられそう。しばらく公式サイトの情報には要注目かもしれません。
ただ、スコープリー側も「ゲームのコミュニティを最優先に考え、これまでの開発チームが持つビジョンやスピリットを尊重する」と述べているので、各タイトルの世界観や基本的なゲームの楽しさが大きく変化する心配は少ないと言えるでしょう。
開発スタッフは全員がスコープリーに移籍
スコープリーがユーザーに向けて公開したブログの内容によると、ナイアンティックのゲーム部門スタッフ全員がスコープリーに移籍してゲームの運営を続けるそう。
つまり、アップデートやこれまで開催されてきたイベントは、基本的に変わらず継続されるということでもあります(少なくとも当面は)。
(ということはリアルイベントでの顔ぶれも変わらず? ステッカー配布は続けてくださいーー! 頼むーー!)
今まで蓄積されてきたノウハウや矜持を引き継ぎつつも、より刺激的でスムーズな運営が叶うことに期待が高まりますね。
とはいえ超寂しい
運営が変わるということは、各タイトルの起動画面も変わるということ。



▲あまりにも長く見続けてきた画面。変わってしまうなんて想像もできません。

▲ナイアンティックロゴのステッカーも、もったいなくて使えなくなってしまいました。
ナイアンティックのゲームにより数々の思い出ができ、多くの人に出会い、記者として約9年ナイアンティックを追い続けててきた筆者にとって、運営が変わるという事実は、ただのニュース以上の意味を持っています。すっごく寂しい。
ナイアンティックがこの世に産み落とした作品が更に進化し、ここからさらに10年、20年と皆に愛され続けるタイトルになっていくため、これからのナイアンティックのこと、そして各タイトルの楽しさや魅力を発信し続けることをお約束します。
この場を借りて、これまでナイアンティックのゲームを支え続けた全ての開発者、運営スタッフ、そしてプレイヤーの皆さんに最大の感謝を。
これからもよろしくお願いします!
edamame